先週の日曜日は、小学校で子ども会の球技大会でした。 3年前からキックベースボールに変わって、わたしも2年ぶりに町の監督をつとめました。 ゴールデンウィークをはさみ、3週間の練習期間があり、いよいよ本番の日がやってきました。 1回戦は、とも・おうすけ・そして洸也(こうや)の3人のピッチャーが交替で投げて、16−0の完封勝利。 2回戦は、優勝候補筆頭の東辻井Cチーム。キャプテンのともとも相談しながら、6年生のともと3年生のおうすけの継投で臨みました。 1回2回と0−0で進む緊迫した試合でしたが、3回の表にうちのチームが崩れて一気に5点を取られました。その後も、相手チームのサードゴロ狙いとライト打ち、またホームランも打たれて、最終回7回の攻撃で反撃したものの、結果は5−11で負けました。 高学年主体のよく訓練されたチームで、さすがやな、と観念して休憩場所に戻っていたら、その前の砂場で泣いている子がいます。5年生の洸也でした。 この試合、ずっとファーストを守っていた彼は、キッカーごとに臨機応変に守備位置を変えていて、いちどライト方向の大蹴球を、だれもがやられた! と見やったところ、なんと洸也がバッチリその位置に守備位置を変えていてキャッチ! と思ったら、あまりのボールの強さにおもわずハンブルして落としてしまった、という惜しい場面もありました。 (きっと優勝したかったんやな)と、素直な感情の発露にこちらも胸を打たれました。 そんなこともあって、キャプテンのともと相談して三位決定戦の先発ピッチャーは洸也に任せました。 こちらも強敵の東辻井Aチームです。1点先行したものの、2点取られ、また2点取り返し、また1点失い、速いテンポでゲームが進み、5回まで3−3の同点のシーソーゲームです。 6回表の攻撃で、ラッキーも重なり2点を奪いました。その裏も押さえて、とうとう5−3のリードのまま7回裏の東辻井Aチームの攻撃です。 ピッチャーは1回からずっと洸也が投げ続けています。最終回も彼に託しました。 見守る親たちの心配をよそに、ピッチャーゴロ、ショートライナー、ショートゴロとあっさり三者凡退で締めくくりました。 銅メダルをとった歓喜の中、洸也が笑って言いました。 「最後、心臓バクバクやったでー」 彼らは、体全身で感じ、考え、そして体全体でプレーしているんやなあ〜 大人になっても、そんな毎日を過ごせる人生が送れているか・・・いつも子どもたちからたくさんのプレゼントを受け取る球技大会です♪ |