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2006年09月15日(金) 
 2006-8-6(日)、わが福崎町の辻川地区にあります、柳田國男(民俗学)生家において、小泉 凡さんの講演を聴かせていただけるという、大変うれしい機会をいただきました。

 例年この時期、柳田國男・松岡家顕彰会のみなさまが同士や井上通泰の命日にちなんで故人を偲ぶ会として、「山桃忌」を開催されておられて、今年はその第27回目でした。山桃忌では、短歌会や写生会などの催しも開かれているのですが、今回の小泉 凡さんの講演会もこの山桃忌の一環でした。

 小泉 凡さんは、雪女、耳無し芳一などの怪談で知られる小泉 八雲(ラフカディオハーン)の曾孫になられる方で、日本の歴史や民俗の研究をなされておられます。

 今回の講演では、國男の思いの中に八雲に共鳴したところも非常に多く、この二人の共通性を探りながら、今の我々が二人から学び、後の世に伝えていくべきところを、やさしい口調とわかりやすい言葉で解説してくださいました。

 講演の中では、「五感」というものがキーワードに上げられています。
 國男や八雲の話の多くには、音、触れた感覚、臭いなど目以外の感覚を描写した部分も非常に多いのだそうです。
 五感を働かせて日常の生活を感じ取り、研究に役立てる國男と八雲の共通性。この姿こそが今の生活を大切にすることにつながり、子供たちにも伝えていくべきものではないでしょうかと締めくくられました。

 そう言えば最近目から入るものが多く、その情報を処理するだけ精一杯になりつつあるので、直接聴く、直接触れる体験も少なくなり、得てして目以外の感覚が鈍くなってきているのではと思う節が多く感じられるようです。
 奇抜なもの、珍しいものを与えられるのではなく、いつもと違う何かを感じ取る研ぎ澄まされた感覚と、それを活かし楽しむ心のゆとりが大切なのかもしれませんね。

閲覧数2,173 カテゴリ日記 コメント0 投稿日時2006/09/15 00:44
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