浅野次郎(42) 中央商店会会長(家具販売)、CATメンバー(実践活動支援) 県民局担当者から「大山地区の谷内さんを」という依頼を受けたとき、自治会長さんと聞いてちょっと引いていました。地元ではお年寄りとあまりいい関係じゃないので..(笑)。 しかし谷内さんと始めて電話でお話しして、そのお人柄に引き込まれるような印象があって、正直入れ込んでしまっている。地域の現状を取材している中で、十分に人的資源が活用できていないことに気がついたので、地元で3校参加経験のある「ネットデイ」をリソースの発掘と連携の仕掛けとして提案した。 しかし..この仕掛けを自分自身できちんとすべて理解しているわけでもなかったので、地域SNSでCATメンバーつながりのある和崎さんにメールで問い合わせをかけてみた。すると10分もしない内に無料テレビ電話のSKYPEのコールが鳴って、画面の向こうに和崎さんの笑顔が現れた。「CATデータベース」でSKYPE名を確認したそうだ。 何度かふたりだけのテレビ電話を使ったレクチャーがあって、地域SNSのイベントからのお誘いに従い「ひろばチャット」で支援グループの方々の意見交換に乱入。続いて、ネットデイ実施地域の方々による「テレビ会議」にも入ってさまざまなコツと格言を身につけることができた。「大山町にみんなで手伝いにいくからね」と温かい言葉。当日どころか、事前に開催する実行委員会に多くの経験者が参加して助言をくれることとなった。 地域にお住いの藤崎さんのおかげで、ネットデイ大山小学校の資料はすべて「ひろば資料室」で公開してもらっている。現在ネットデイ開催の準備をしている5校のメンバーから、学校や地域に問い合わせが入ってつながりがつながりを生んでいるそうだ。地域の風通りもずいぶんと良くなり、さまざまな地域の人々が、交流広場だけでなく地域の活動に新たに参加してきて、みんないきいきと元気になってきたと谷内会長が書いているブログを読んで、ほくそ笑んでいる今日この頃である。 自分も卒業した地域の小学校で「ネットデイ」やりたいな~♪ ☆この物語はフィクションです。特定のモデルが存在するわけではありません。 ☆いよいよ大詰め、次回が最終回です。 |