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2013年07月31日(水) 
 
ソーシャルネットワークができあがるのは、ネットワークを構成する人々が共通の物理的・心理的・社会的目標を達成するために互いを必要とするからである。持続可能なソーシャルネットワークには、共通して相互扶助と全般的な互恵主義が穏やかに成立している。また、ネットワークへの参加は、それが自己の目標のための手段だけではなく、ある程度、参加自体が目的となっている。中には、自分自身が前進させるために、ネットワークの人脈を露骨かつ執拗に利用しつづけて、最終的にネットワークから拒絶されてしまう人も少なくない。彼らは「人を利用」し、「ナンバーワンになる」ことを基本として、他人との関係に対して(単なる踏み台としての関心以外には)そもそも関心はない。互恵主義の意識が欠如しているのである。

メンバーのネットワークへの参加動機が、ネットワークから得られる価値だけではない比率が高ければ高いほどネットワークの価値と堅牢さが高まってくるという逆説的関係が成立する。ソーシャルネットワークの中でいきいきと活躍する「メタネットワーカー」が豊かな人脈を持ち、高い実践力を維持・成長させているのは、彼らが他者との関係を愛している(大切にしている)からである。社交的な人間である彼らには、人のつながりそのものがメリットである。これは、互恵主義意識に欠ける人たちには、にわかに理解できない動機づけであるが、メタネットワーカーはネットワークの中心人物として互いに知り合いではない多くの人たちを結びつけるブリッジ(コネクタ)としての役割と他者の成功に達成感や充実感を感じ続けている。

(参考文献)
ドン・コーエン+ローレンス・プルサック(2003)『人と人の「つながり」に投資する企業』,ダイヤモンド社

閲覧数709 カテゴリ日記 コメント0 投稿日時2013/07/31 06:25
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