私の母方の父が最近調子が悪い。
脳梗塞で寝たきりになり現在は入院中だ。
じっちゃんの田舎は、岡山の山んなか。この言葉がほんとに当てはまる。隣街まで１０分いや２０分。でもいいことがある。星がきれいに見えることだ。東京の空とは違い、とても星の輝きが違う。それだけ空気がきれいという証拠なんだろう。
そんなところへ私は小さいころからよく遊びに行っていた。
　
　昔、じっちゃんはきゅうりを栽培していた。
スーパーでもダンボールに岡山産と記載されているものをしばしば見たことがある。あの中にじっちゃんのきゅうりがあるんだと思うと、小さいながら、なんか軽い自慢であった。
そんなじっちゃんであるがとても無口な男である。いわば大将といった感じであろう。でもとても働き者で、きゅうりを栽培していたころは朝の３時に起き、お茶を一杯飲みバイクで行っていた。
とてもかっこよく素敵だった。

　そんなじっちゃんは、小さいながらに私は怖かった。
畑で手伝おうと、いろいろやってると「?＊?＊?＊!!!」と岡山弁でいつも怒られる。たぶん入ってくるな！！と言っているのではないかと思うのだが何を言ってるのかわからなかった。なのでいつも母に通訳を頼む。いわば一種の外国語だと今でも思っている（笑）
　今ではよくしゃべってくれるし、演奏家としての私を常に応援していてくれている。ほんとに嬉しい。

　現在入院しているじっちゃん、がんばれ！