1,622万kW/1,881万kW (04/16 16:05)
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2013年10月19日(土) 

大阪ガスの施設を中心とした昨日の見学会の模様です。(視察団は総勢9名)

 

最初は大阪ガスの泉北製造所です。

ここは第一工場と第二工場に分かれています。

先ずは第二工場の事務所へ行き、若い美人のアテンダントに案内された先は、日本庭園が望める会議室でした。まるで VIP 待遇です。

ここで概要説明を受けたあと、工場内の見学です。広大な敷地なのでバスで全体を見て回り、LNG(液化天然ガス)発電所ではバスから下りて内部を見せてもらいました。工場内は撮影禁止なので、発電所の写真もパンフレットからコピーしたものです。

発電機は第一工場と第二工場に各2基あって、総出力は111万kwと、ちょっとした原発並みだそうです。使っている発電機は、LNGを燃焼させて回すガスタービンとその熱を利用して回す蒸気タービンの複合型で、効率が非常に高いということでした。

発電所の次は第一工場で建設中のLNG貯蔵タンクを見学しました。このタンクは鉄板の外側を高強度のプレストレスドコンクリート(PC)で覆ったもので、直径90m、高さ53mもある、世界最大級のタンクです。

第一工場を見たあと元の会議室に戻り、昼食をとりながらの質疑応答、そして最後に隣接したガス科学館を見学しました。

ここでは小学生の見学団が何組も来ていました。写真に写っている青い制服姿の女性がアテンダントですが、彼女らが館内を案内しています。何人くらいいるのか分かりませんが、かなりの数でした。建物は、LNG貯蔵タンクを摸した円筒形でした。

これで工場見学を終わり、タクシーで南海電車の浜寺公園駅へ行きました。

小さな駅ですが、駅舎は明治40年に建てられた木造建築で、東京駅の設計者として知られる建築家・辰野金吾が設計に携わったと言われるだけあって、なかなか味のある建物です。

このあと、駅前から出ているチンチン電車(阪堺電車上町線)に乗り、50分近くかかって天王寺まで行き、地下鉄に乗り換えて次の見学地である「大阪ガス実験集合住宅・NEXT21」へ行きました。

この住宅は1994年から4度にわたりテーマを変え、実際に人(社員)を住まわせて実験を繰り返しているそうで、住戸のレイアウトと設備(発電、給湯、ITなど)について、近未来の都市住宅のあるべき姿を探ろうとするプロジェクトのようです。

写真は、(左上から右下へ)全体の外観、各階平面プラン、住戸ごとに異なるレイアウト、最上階の外廊下、屋上から下を見たところ、屋上緑地、屋上からの眺め1(遠くに二上山が見える)、屋上からの眺め2(大阪城天守閣が見える)

 

9時45分に集合場所である南海羽衣駅を出て、最後の見学を終り、打ち上げ場所に着いたのは5時45分でした。8時間に及ぶ見学会でしたが、いろいろ学ぶことの多い有意義な一日でした。


閲覧数546 カテゴリアルバム コメント2 投稿日時2013/10/19 14:21
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