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2013年10月28日(月) 
「伊丹ハロウィンパーティ2013 in 神津」

大阪伊丹空港のお膝元である伊丹市神津地区。戦前は空港建設のために広大な田畑や家屋を接収され、戦後は国際空港化のための第二滑走路建設やジェット化に伴う騒音に苦しめられた地域。古くは弥生時代を代表する岩屋遺跡がある歴史あるところで、住民の団結力も非常に高い。しかし、以前は昭和30年代後半には1学年10クラスもあった小学校が、少子高齢化の波の中で1年生が1学級になるという子供が少ない地域に変わってしまいました。

このような状況の中で、伊丹市はこども園、小学校、老人福祉センターを近接したゾーンに配置し、世代を超えた交流による地域活性を目指し、地域コミュニティも積極的に活動を展開しています。この方針の一環として、神津地域協議会から伊丹市立伊丹高校に声がかけられたのが「伊丹ハロウィンパーティ2013 in 神津」でした。

もともと伊丹高校のハロウィンパーティは、情報科1年必須の授業(主任・畑井克彦教諭)として実施されている「商店街活性化プロジェクト(現・いたみ共育プロジェクト)」のイベントとして10年前に地域と高校生が連携して開催したもので、以降毎年10月最終日曜日に商店街を舞台として2,000人を越える市民が、思い思いの仮装を楽しみ、可愛い子どもたちが街を駆け巡る、秋の風物詩のひとつに成長しました。神津の方々は、この高校生たちの融着力に地域住民の世代間橋渡しを期待したのです。

新学年に入ると、1年生必須でハロウィンを経験した情報科選択の2年生・3年生が運営する授業に神津地区協議会の幹部の方々がしばしば参加し、地域の現状や狙いを生徒に説明、若者たちは自分たちの経験をもとに質疑を通じて理解を深め、協働で企画を練り上げていくという準備を半年間以上積み上げてきました。

少数の情報科選択者に、関西学院大学の「地域フィールドワーク伊丹」の学生、高校OB・OGの学生や社会人を加えても、1年生全学年300名近くを制御するのは至難の業。何ができるかという議論は真剣そのものです。いったりきたり、立場を異にする人たちと意見を交わしながら、高校生たちはいつの間にか社会人基礎力であるリーダーシップとコミュニケーション能力を身につけていきました。

神津地区でのハロウィンは、知名度に劣る初年度でありながら、多くの世代間交流イベントや仮装大会などの催しを交えて、老若男女多くの住民の笑顔でいっぱいの一日になりました。フィナーレの挨拶では、この日まで苦労と心配を重ねてきた会場や地域の責任者の方々から「ぜひとも来年も開催したい!」という熱いラブコールを受け、高校生たちも達成感を共有していました。

閲覧数1,035 カテゴリ日記 コメント0 投稿日時2013/10/28 07:16
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