昨日(1/27)、神戸元町の兵庫県農業共済会館大会議室で開催された「地域情報化人材育成セミナー2014in神戸」。自治体の方々を中心に、たくさんの方々が参加されて、全国各地の地域情報化による人材育成の現場の実践に耳を傾けてくださいました。 住民ディレクターの岸本晃さん、桐生地域情報ネットワークの塩崎泰雄さん、尾道観光協会の加藤慈然さん、慶應義塾大学の飯盛義徳先生、そしてこたつと、同窓会のような雰囲気でそれぞれ第一線のノウハウを共有しました。 とても有意義なセミナーを企画・運営して下さったAPPLIC(全国地域情報化推進協会)や総務省近畿総合通信局のみなさまに感謝します。 セミナーにご参加されていた兵庫県町村会の横山雅子さんが、セミナーの要約をまとめて下さっていますので、こちらでも紹介させて頂きます。 ・いかにして情報を伝えるかの仕組みづくり ・仕組みづくりの後、マインドをいかに若者に伝えるか。 ・地域の遺伝子は仕事や仲間から伝わる ・電子的のみならず人の気持ちとして伝えることも大切 ・「利他主義」を残して伝えたい ・自分たちのメディアで表現する力、地域マネージャー制度 ・情報は多い。地域の人のネットワーク化→しかし内在化(私有化)→これを見える化(しかけ)する→人材が化ける(育つ)→緩やかにつなぐ ・小さなものをいくつも作ってキーパーソン、「ネットワークブリッジ」をうまく活かす ・オープン、クローズ、ちょうど良い塩梅にする ・住民で作る→コアメンバー1000人、10000人にひとり 協同メンバー100人にひとり サポーター10人にひとり その他リスナー そして反対者もいる 米麹のように育てる ・地域を作る「住民デレクター」を作る。コンサルが地域から帰ったら続ける人がいない。方向性や経営面をリードする「プロデューサー」が必要。 まさに「軍師 官兵衛」の役割の人が求められている。一人ひとりの資質を活かし、お金をうまく使える、優しい人が時代を動かす時。自発的な活動「創発」を促せる人 ・仕掛けを作る人をどのように作るか。「フォロワーシップ」も大切。場を仕掛けて喜んで動いてくれる人。 ・CLO 行政がするべき情報化、住民がするべき情報化、そして一緒にするべき情報化 ・地域のための志を一緒に見つけて共に動く。 ・行政マンは異動がある。継続性が持てるように ・仕事としてできる仕組みを作ること。生活していける仕組みを作ること。行政はある意味後追い、手伝いで良い。 ・極端だが徒弟制度が良い。OJT。トラブルの時、先輩がどう動いているか。体が動く人。現場で学び、力を合わせて解決する力をつけること。自分にできること、役割を見出していく。横で見る。 ・宮大工の育成システムにも通じる ・行政は「信頼」が強み。地域を元気にするために協力し合いたい。 共通して、地域住民と行政の協働、住民の自発的な継続、それをプロデュースする人づくり が大切だと感じました。 |