飯蛸の一かたまりや皿の蓋 夏目漱石
皿の蓋をとったら一かたまりの飯蛸が入っていたというのか、皿の蓋に一かたまりの飯蛸を載せて眺めていたというのか僕には解りませんが、いずれにしても、美味しそうな飯蛸に舌舐めずりをしている漱石の顔が浮かんでくる句です。
飯蛸は今が旬だそうで、先週の土曜日に大阪であった小学校の同期会のときにも出てきました。
卵がいっぱい詰まっているとまではいきませんが、まずまず美味しい飯蛸でした。
食べた場所は同級生の西村君が経営している料理屋ですが、生憎西村君が急病で入院してしまい、息子がピンチヒッターで包丁を握っていました。しかし息子の腕もなかなかのものでした。