花の命は短くて苦しきことのみ多かりき とは林芙美子の有名な言葉だが、わが家にある沈丁花は違った。
開花を確認したのが3月5日だったが、まだほとんどの花が木についたままである。
しかし、一つ一つの花は萎びて茶色くなりかけている。
よく見ると、花の下からはすでに新しい葉が出かかっている。
これから開こうとしている花も少しは残っているが、1つの花房に付いている花の数は極端に少なくなっている。(右の花房と比べるとよく分かる。)
開花からやがて4週間、そろそろ終焉を迎えようとしているが、今年の花の命は長かった。