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2014年05月25日(日) 

朝の連載SNSドラマ『みんなが嬉しい街おこしを目指して』をご愛読頂きありがとうございます。筆者の知的キャパシティの限界からいつ突然廃刊になるか薄氷を踏む状態ですが、救いは読者の皆様からの「いいね!」とコメントです。特にコメントは、激励や感想だけでなく笑えるツッコミなどがあると、カンサイジンの筆者はますますハッスルいたしますので、何卒よろしくお願いします。

さて、読者ごく一部の方から日曜休刊を利用して特別編を出して欲しいという、大変前向きなご要望を賜りました。たとえその方々が現代社会において僅かに生存する絶滅危惧種にカテゴリーされる奇特な人格者だとしても、筆者の琴線にヒビッときました。そこでこの度、不幸にも途中からドラマにハマってしまった人のために「早わかり特別編」として第一話から第十話までのあらすじとポイントをまとめてみました。お気楽にお楽しみ下さい。

第一話「街角のレストラン」は、それぞれ別々に沖縄から都会に出てきた政夫と泰子が偶然出会い結ばれるまでと、苦労しながらも順調に料理人としてのキャリアを積んでいく政夫、英語教師として家庭を支える泰子のつつましくも幸せな暮らしを振り返りながら、いよいよオーナーシェフとしての志しを固めるまでを描きました。
ポイントは、「運命の出会いは意外と偶然に起こる」「同じ街に住んでいてもいろんな人がいる(特に都会では地方から出てきた人たちにやさしくしてほしい)」「信頼できるブリッジが重要なネットワークをつないでくれる」「異なる立場でも同じビジョンが共有し保管しあえる人がいる」ことでした。

第二話「オーナーシェフ誕生」では、大切なノートを後輩に託して政夫がいよいよ独立します。泰子はこの日が来ることを待っていて、こつこつ準備を整えていました。たくさんの恩人に祝福されて退職した政夫は、泰子と一緒に「味比べの旅」にでます。そこでふたりが見たのは「情報」のあいまいさでした。いよいよ開店の日、待ちかねたように自治会長さん夫婦が来店、その評価は?!
「ネットの情報はまったく信用できない」「クチコミに勝るPR方法はない」「信頼関係でつながった縁は(いつでもどこでも)持続可能」「何事にも揺らぎのない哲学が大切」ということがポイントでした。

第三話「オーナーシェフの悩み」は、順風満帆にスタートした(かに見えた)政夫のレストラン「シェ・マエサト」に地元新聞記者が取材に。「地元の素材で日本一の創作ランチ-まちづくりレストラン奮闘記」という見出しの記事は一気に地元でフィーバーに。ところがランチは負担が大きい割りに利益に貢献できないなど課題も出ます。政夫たちはいろいろ対応策を模索しますが..。
「地方紙の影響は大きい(記事掲載のPR効果がすごい)」「ランチでは利益がでない(それでも哲学は曲げずクオリティは落とさない)」「フリーペーパーは問題が少なくない」。そろそろ本格的に問題解決を目指すアプローチが始まります。

第四話「宮崎から来た天使」では、政夫と泰子を助けてくれるきっかけになったのは、娘のように可愛がっている大学生・さと子でした。レストランの手伝いをしている間に、夫婦がレストランの運営で悩んでいることを知ったさと子は、自分のサークル仲間の活動を政夫に話します。さと子の話しに感激した政夫は、仲間たちをレストランに招待して、交流の場を持つことになりました。
「子どもが巣立った親は寂しい」「地方出身者は気持ちは同じ」「大学ではさまざまな新しい取り組みが始まっている」「大学生たちは本気で地域に役立ちたいと考えている」。さて、大学生とのブレインストーミングはどうなることでしょうか。

第五話「大学生だからできる地域貢献」は、若年女性の首都圏への流出が加速し、高齢者すら減少を始め、2040年には地方自治体が半数が消滅するという戦慄のシナリオ「極点社会」を、若者たちがどう捉えて、どのように対応しようと考えているかに注目です。泰子にワインの美味しさを教えて大学時代の親友・妃佐子が登場しますが、彼女はドラマ終盤で大切なキーパーソン役になります。「ワインの蘊蓄」「極点社会」「信頼できる地域情報の拡散の難しさ」が読みどころです。

第六話「レストランの空白時間を埋めよう」では、「シェ・マエサト」の課題がアイドルタイムの活用とディナータイムの活性化にあることが明確になって、それを具体的に解決する方法を若者たちが企画。クチコミを活かしてどのように地域内に周知していくかについて、議論が煮詰まります。そこに互いのネットワークの結節点にいた和崎が浮上。今後の展開はその後、個店の課題から地域社会全体へと視点が広がっていきます。
「ニーズの整理・明確化・連関の確認」「課題を長所に変える」「利用者は多様で柔軟」「まずはリアルなつながりを追う」「電子クチコミの設計と運用」「実は世間はとても狭かった」「ブリッジの存在を活かす」などが読み取れたら満点です。

第七話「三方よしの上手をいこう」では、若者たちが和崎のところに相談に来ます。そのときにはすでに彼らは、きちんと課題整理を行い課題解決についても考察を深めていました。また課題の社会性も認知できていて、その対応策を多様な立場の人材の集合知で企画するというアプローチまで検討していました。和崎は、地域社会の課題として捉えることと、誰にも(経済的)メリットがある持続可能なデザインを考えるよう助言をして協力を約束します。いよいよこのドラマも「街おこし」に向けた最初のステップに進もうとしてきました。
「総合政策学とは」「アイデアソンという新しい智恵だしの取り組み」「自由に使えるリアルな場の存在」「近江商人を超えるデザイン」「失敗を怖れないチャレンジ」を押さえてください。

第八話「多様な立場が生み出す新鮮なアイデア」からは、アイデアソンを舞台としてさまざまな立場の地域社会のキーパーソンが登場してきます。ひとりひとりがコミュニティのスペシャリストとしてブレインストーミングで何を語り、何を感じ、何をしようとするかに注目です。閉じた世界の中では出口の見えない問題でも、まったく異なる足場と目線でみたときには、意外な解決方法が簡単に見つかってしまう。そんな場面がアイデアソンのあちこちで展開されていきます。これまでのワークショップとアイデアソンのアジェンダの違いとその効果比較にも注目してください。

第九話「潜在化したリソースの可視化」では、「いろり夢鉄」のジオラマと「CLIMB」のカクテルが事例として「潜在化したリソース」としてとりあげられます。好きなことはなかなか自分では価値づけしにくいもの。しかし、興味のある外部から見るとそのリソースが非常に高く評価される場合も多く、活用しないのは「もったいない」こと。リソースを発掘し活かすことで、さまざまなつながりが生まれ活性し、新たな動きが創発してくるのです。

第十話「すでにそこにある未来」では、岡本の「ランチパスポート」をたたき台としてブレストが展開され、オーナーシェフの宮越の現実的な現場のコメントを得ることによって、ビジネスモデルとしての問題点と解決すべき課題が明確になります。田中(聖也)による店舗と顧客との関係の考察などが加わり、アイデアソンのテーマ解決に向けた道筋がおぼろげに見えてきました。

さて、このあともドラマは、新しい登場人物を迎えて、より一層地域社会全体の課題を浮き彫りにしながら、全体で考えみんなで実現するというアプローチを深めていきますので、引き続きご期待下さい。

【筆者紹介】
和崎 宏(わさき ひろし) 1957年12月22日福岡県生まれ インフォミーム株式会社代表取締役
1980年琉球大学理学部卒。2010年兵庫県立大学大学院環境人間学研究科博士後期課程修了、博士(環境人間学)。
専門は「地域情報化論」「サイバー社会論」「地域ネットワーク論」。現在、関西学院大学総合政策学部非常勤講師。
阪神淡路大震災で情報ボランティアとして活動した後、学校に校内LANを敷設する市民活動「ネットデイ」のモデル化に成功、2006年には地域SNSエンジン「OpenSNP」を開発し、その後全国に展開。地域SNS「ひょこむ」の運営管理を担う。
地域日経地域情報化大賞2004(CANフォーラム賞)、平成16年度地域づくり総務大臣表彰、日経地域情報化大賞2008(グランプリ)、2013年に国土交通省「電子国土貢献賞」を受賞。2007年から、総務省地域情報化アドバイザー。
共著に「地域SNS最前線-Web2.0時代のまちおこし実践ガイド」(アスキー)、「地域をはぐくむネットワーク」(昭和堂)などがある。

閲覧数1,377 カテゴリ日記 コメント6 投稿日時2014/05/25 06:03
公開範囲外部公開
コメント(6)
時系列表示返信表示日付順
  • 2014/05/25 06:18
    期待してま~す!
    次項有
  • 2014/05/25 08:45
    > お節介焼さん

    ありがとうございます。
    やる気になります♪
    次項有
  • 2014/05/25 06:25
    hiromineさん
    朝の連続ドラマ「花子とアン」が好評だそうです。
    このドラマも同様に好評を持続して欲しいものです(^_-)-☆
    次項有
  • 2014/05/25 08:47
    > hiromineさん

    我が家でも毎日欠かさず「花子とアン」を観ています。
    こちらの連載は、人気と評価の点でとても及びませんが、一歩でも近づけるよう頑張ります。
    次項有
  • 2014/05/25 11:14
    いろりさん
    潜在化したリソースである「いろり夢鉄道」のブレークを期待しつつ読ませていただいていますよぅ。。。(^_^;)
    次項有
  • 2014/05/25 12:33
    > いろりさん
    夢鉄ブレークに、ぜひ本連載も引っ張ってください♪
    次項有
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