山から京阪の八幡市駅へ下りてきたときは4時を少し回ったところでしたが、まだ明るかったので橋本駅まで歩いて、そこから電車に乗ることにしました。冬至からひと月以上経ち、大分日が長くなってきました。 いつもは踏切を渡って、線路の北側の街なかの道を歩くのですが、線路の南側の道を途中まで歩こうと思いました。初めて通る道です。
左側は山が迫ってきていて、線路との間の僅かな隙間に設けられた、軽自動車1台が何とか通れる細い道です。 その道に面して建っている家が何軒がありました。山裾の斜面に建っているので、石垣を築いたりして高い位置に宅地を確保しています。そんな石垣の上に水仙がいっぱい咲いていました。
細い道は300mほどで終わり、ちょっと広い南北道路に突き当りになります。そこに禅寺と思われる立派なお寺がありました。寺の北側は線路に接しています。
T字路を右に折れて踏切を渡り、淀川の堤防下の道路を下流に向かって歩きました。昔はここに京街道が通っていたと思われますが、その痕跡は見当たりません。明治以降に行われた淀川の改修工事で堤防が大きくなったからでしょう。 しかし、しばらく歩いていくと道は堤防から外れて街の中に入り、街道らしい雰囲気の街並が続きます。この道が旧京街道であることはほぼ間違いありません。
橋本駅の近くまで来ると、雰囲気が変わります。この辺りは昔「遊里」があったところで、当時そうした目的で使われていたと思われる建物が何軒か残っています。
橋本駅から電車で樟葉駅まで行き、モールで買い物をして帰りましたが、歩数計の数字は13,841になっていました。 寒い一日でしたが、快調に歩けました。 |