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2015年04月02日(木) 

関西学院大学総合政策学部「サイバー社会論」の狙いは「サイバー社会を生き抜くための情報哲学を身につける基礎づくり」と考えており、信頼できる安心空間である地域SNSのコミュニティを使って

・「報連相」、資料提示や課題提出の完全電子ドキュメント化
・リフレクション提出による出席認定
・録画による授業コンテンツの公開
・コミュニティによる社会人有志との共同授業(授業は常時公開)

などを行い、また週1回の授業では、

・事前提示資料による教員の論点解説
・グループによる論点討議
・グループ発表
・教員による総括

をテーマ別に繰り返すことによって、サイバー社会の外観を理解し、そのあり方や自分自身の取り組みについて、考察を深めていきます。このように「サイバー社会論」では、大学のふつうの講義とは異なるユニークな授業方法をとっています。

「学生と社会人の交流による共同学習」と書くのは簡単でも実現はなかなか難しい。シームレスなコミュニケーションができるようにするためには、つながりのきっかけをつくる必要があります。そこで例年、希望する学生には、授業の枠を越えた「バーチャル里親」制度という仕組みを動かしてみています。

授業コミュニティに、さまざまな属性の多様多彩で信頼できる社会人の方々に参加してもらい、大学生の将来の希望や経験・興味によって、教員がこれらの方々とのマッチングを図り、まずはSNSの「トモダチ」として交流をスタートさせるというものです。

社会人の方々には関西学院大学の卒業生も多く、後輩をおもう先輩の気持ちは非常に熱いものがあります。大学構内の学生生活では触れあうことのできない社会人との交流を、このような方々と成立させることができるのは、大学生にとって就活に止まらず人生設計においても大変大きな効果を与えてくれるに違いありません。

希望する学生には、「自己紹介」を参考に最適と思われる社会人受講者を推薦、学生それぞれが「トモダチ依頼」をします。きちんとした依頼文が書けるかどうか、教員としては若干不安なところがありますが、そこは「里親」。みなさん温かく受け止めて、的確なご指導をして下さいます。

本年度も、「バーチャル里親」制度を実施いたしますので、どうぞよろしくお願いします。

閲覧数799 カテゴリ日記 コメント4 投稿日時2015/04/02 15:18
公開範囲外部公開
コメント(4)
時系列表示返信表示日付順
  • 2015/04/02 16:08
    ベッガさん
    「サイバー社会を生き抜くための・・・」ああ、とても駄目、生き抜けない。でもサイバー抜きでなんとか余生を頑張ります。バーチャルでない里親にはなってもいいと思っています。
    次項有
  • 2015/04/02 17:35
    > ベッガさん

    バーチャル里親といっても、連絡・調整にSNSを使うだけで、実態はリアルです。
    例えば、九州出身の1年生女子。将来サイバー犯罪を取り締まる警察官になりたいという希望があり、兵庫県警のサイバー対策課の警部補を紹介、里親になってもらいました。その後彼女は、県警が主催する学生サイバーパトロール隊に入り活躍、先般も警部補さんから御礼の連絡を頂きました。
    大手広告代理店に就職したい2年生の男子は、D通の営業部長を紹介しました。大阪支店でいろいろ見学やお話しを聴いて、どんな世界か理解できたようです。いまは元日経テスクに弟子入りして文書作成の腕を磨いています。
    このように、学生をやっていたのでは出会うことのない未来の扉を拓くのも、この制度の狙いです。
    次項有
  • 2015/05/20 11:00
    バーチャル里親の考え方に共感いたします。
    私がお役に立てるか…
    里子さんとの交流を楽しみにしております。
    次項有
  • 2015/05/20 11:13
    > ホッシーさん

    よろしくお願いします♪
    次項有
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