関西学院大学総合政策学部春期「サイバー社会論」では、2015年6月3日(水)15時10分から16時40分(4限)、神戸三田キャンパスⅡ号館111教室において、元日経メディアラボ所長の坪田知己先生をお迎えし、下記の通り、特別講義『メディアとサイバー社会-メディアとは何なのか』を開催します。 他学部の学生はもちろん、広く一般の聴講も受け付けますので、参加を希望される方は、担当教員まで6月1日(月)までにメールかコメントでご連絡をください。駐車場などのご案内を差し上げます。 担当:和崎宏 kotatsu@memenet.or.jp インターネットの普及で、メディアを取り巻く情勢が激変しています。特にメディア自体が大きく揺らいでいます。講義では、私たちにとって「メディア」とは何なのか。我々の社会とメディアの関係は何なのか、特に「つながり」について考察を深めたいと思います。 メディアは「拡張された目」であり「拡張された耳」。遠くのこと、社会全体のことを知る素晴らしい道具です。そしてメディアは「社会を支えるため」に存在します。 サイバー社会が進展し、情報があふれ、発信源があふれる中で、マスメディアにおいてもコミュニティメディアにおいても「信頼できるメディア」を支えることはとても大切です。 メディアにとって一番大事なことは「信頼」。これが揺らいだらメディアの価値はゼロになります。 「メディア」は「みんなのもの」。自分たちがメディアを作り、支えて行かねばならないということをしっかりと考えてみましょう。 授業の進行は、坪田先生とのインタラクションを主体とした質疑応答を深めていく白熱教室形式とします。学生には、坪田先生から事前に質問が提示されていますので参照ください。 http://hyocom.jp/bbs/bbs_list.php?root_key=159749&b…bs_id=1337 授業の中では、学生の回答を念頭に、質問を投げかけながら、PPTを見せて解説していかれます。 1) マスメディアの特質と弱点を知る 2) 民主主義社会に不可欠なメディアを市民が支える必要を感じてもらう。 3) マスメディアと、地域SNSなどのコミュニティメディアの補完関係を考える。 というポイントに留意して受講していただくとよいと思います。 坪田先生は、1949年年岡山市生まれ。1972年東京教育大学を卒業、同年、日本経済新聞社入社。大阪本社経済部、同社会部、名古屋支社報道部、東京本社編集局産業部記者、『日経コンピュータ』副編集長、日経・産業部次長、社長室マルチメディア担当次長、マルチメディア局企画開発部長、電子メディア局次長などを経て、2003年から慶應大学大学院教授を兼任。2005年から日経メディアラボ所長。2009年末定年退職後、京都工芸繊維大学教授などを歴任するとともに、内閣府地域活性化伝道師、総務省地域情報化アドバイザーとして活躍中です。 1.前回の振り返りと特別講師のご紹介(5分) 2.特別講義『メディアとは何なのか』 坪田知己先生(75分) 3.まとめと謝辞(10分) 関西学院大学総合政策学部春期「サイバー社会論」 坪田知己先生特別講義『メディアとは何なのか』 日時 2015年6月3日 15時10分から16時40分 場所 関西学院大学神戸三田キャンパス(兵庫県三田市学園2-1) Ⅱ号館111教室 以上 |