昨夜はアストロリコのライブを聴きに大阪へ出かけました。リラックスした雰囲気の演
奏が楽しめると聞いて高めていた期待を裏切らないステージでとても好かったです。
まずちゃんとしたアルゼンチン・タンゴだったこと。妙なオリジナルは一切無しで、千
の風...、 Una Oportunidadなど日本の曲も、アレンジと演奏がまさにタンゴっぽく
なにも言うことありません。ただただ聴き入りました。息の合ったクァルテートの伴奏で
ロベルトの歌ものびやかに聴かせてもらいました。紹介された曲名は以下の通り。
Berretín(気まぐれ)、Recuerdo(思い出)、千の風に乗って、*Que nadie sepa mi su
frir(誰も知らない私の悩み)、*Como dos extraños(見知らぬ同士のように)、El día
que me quieras(想いの届く日)、Nocturna(夜遊び女)、Oblivion(忘却)、Una opor
tunidad(ただ一度のチャンス)、*Fuimos(ふたりはこうだった)、*La última curda(最
後の酔い)---以上第Ⅰ部(*:歌)----
初めて聴いたUna oportunidadには、ゲバラとエビータのためのタンゴという題が付い
ており、今日はアルゼンチン人革命家チェ・ゲバラの没後40年なのでという説明でし
た。そのときふっと思い出したのです、El día que me quierasもゲバラの死と繋がって
いたことを。Webで検索してみると彼が殺された時の衝撃的写真にこのタイトルがつい
てネットに掲載されていました。
http://users.rcn.com/leandrok/Pages/ElDia_S.html さて第Ⅱ部の曲目は、Fuego lento(とろ火)、Vida mía(わが命のひと)、Ensueño(夢の
中)、*Azabache(黒玉)、*Desencuentro(破局)、Ole guapa!(オレ グァパ)、Compa
drita(不良少女の意?)、Contrabajeando(コントラバスを弾きながら-造語-)、Otoño
porteño(ブエノスアイレスの秋)、*El último café(最後の珈琲)、*Balada para un
loco(ロコへのバラード)、そしてOtraの声に応えて*MalenaとLa cumparsitaとまさしく、
純粋なタンゴばかりでした。