教育委員会の抗議文を読みました。
9月3日に配布された石井議員のチラシへの教育委員会の抗議文ですが、その日付は9月7日付です。しかもその抗議文の発行者は会議体である館山市教育委員会でその印もありますが、本物でしょうか?
教育委員会は月一回、21日に開くのが定例会です。臨時会は委員長が必要と認めた時に、開くことができますが、チラシは3日付ですから、3日ないし4日に教育長が臨時会を招集したとしても、9月5日6日は土日で休日で、7日の月曜日に臨時会というのは無理がありますね。教育委員会臨時会の開催の通知さえ各委員に届いていないのではないでしょうか。あまりにも性急であり、抗議文は、館山市教育委員会の名前でしかもその印が押されていますが、会議体として協議した結果として議決されたものとは考えにくいですね。だから偽物ではないのかと疑うのです。
(教育委員会会議規則)
http://www3.e-reikinet.jp/tateyama/d1w_reiki/331920…000MH.html
教育委員会の会議は公開ですから、まずは臨時会の招集通知や審議内容、さらに抗議文の協議や決議の経緯を公開してほしいですね。
それがなければ、この抗議文は、やましいことのある人たちが作成した虚偽公文書かもしれません。その疑惑は深くなりますね。
「虚偽公文書作成罪」は,公務員が,その職務に関し,行使の目的で,虚偽の文書・図画を作成し,または,文書・図画を変造するという犯罪で、有印公文書では「1年以上10年以下の懲役刑」とされます。公務員の犯罪として量刑も重くなっています。
また、抗議文は教育委員会の印がありますが、公印の管理を定めた教育委員会公印規則は以下にあります。
http://www3.e-reikinet.jp/tateyama/d1w_reiki/412920…000MH.html
石井議員のチラシに誤解があり、異論があるというのなら、なぜいきなり抗議文なのか、大人とは思えない対応の仕方です。まずは誤解を解くためにすべきことがあるはずです。
石井議員のチラシでは、情報公開で公開された文書では、教育委員会は真相究明をする気がなかったと思われる本当にひどいことを言っていることがわかりました。ほんとうにこれが教育の現場かと驚きました。
「この後、何を要求してきますか。出すものは何もないでしょう。自殺に結びつくものはなにもわかっていない。学校から出すものは何もないので、保護者からの声は聞いているだけでいいでしょう。」(石井議員のチラシで示された、市長部局幹部と教育委員会の専門家とのやり取り)
この内容が本当だとすれば、教育委員会が真相究明をさぼり、隠ぺいしたのではと思うのは当然です。釈明しなければならないのは教育委員会の側だとなりますね。
教育委員会が協議すべきは、もはや市民全体に対する釈明であり、抗議文などというレベルではありません。