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2015年09月26日(土) 

今年の後期は、関西学院大学神戸三田キャンパスで、理工学部と総合政策学部の合併授業「情報化社会と人間」を担当することになりました。これまでは中條道雄先生が講義されていたんですが、体調をくずされたこともあり、ピンチヒッターとしての授業です。

もともと、わたしの「サイバー社会論」は、中條先生のスタイルをお手本にして組み上げたこともあり、ご恩のある先生から代講を依頼されて一も二もなく引き受けました。サイバー社会論ほど学生にとってじゃまくさい授業はないだろうと思っていましたが、実際に授業計画を練る段になると、中條先生がいかに学生たちに素晴らしい学びの機会を提供しておられたのかがよくわかりました。

授業の狙いは、「教えられるではなく、自ら学ぶ(反転学習)」「知識獲得・創生、技能習得、態度育成」「大学レベルの批判的思考(Critical Thinking)」「プロジェクトチームの構築や運営、協働学習」「プロジェクトや平常課題などを通して相互啓発」「社会人基礎力(コミュニケーション能力など)の育成」「自主性・積極性・協調性の育成」などを目指しています。

これを実現するために、「Active Learning(能動的・積極的な学び)」「Project Based Learning (PBL・プロジェクト学習)」「Cooperative Learning(協調学習)」「Critical Thinking(批判的思考)」「Logical Thinking(論理的思考)」「Positive Thinking(積極的思考)」に重点を置きながら授業を進行していきます。

教育に携わったことがある人ならお分かりのように、この手法で目的を達成するためには、少人数学習による学生個々へのフォローアップが必要です。これまでの授業は、多くても50人くらいだったので、90分×14回の授業に、授業ツールとしてSNSを活用したコミュニケーションや、課題やレポート提出を通してやりきることが出来ました。

これまでは、総合政策学部の講義だったので、履修生の数もさほど多人数にはならなかったのですが、今回は2学部合併で理工の学生の方が多いと聞いていました。春学期に中條先生が担当されていたときの状況から、100名くらいは覚悟していました。ところが..。

昨日、後期の第一次履修登録の結果が学務課から入りました。連休の関係で、初講義は週明け水曜日になるので、どれだけの学生が履修を希望しているのか、この知らせまでわかりませんでした。担当者からの言葉は、なんとすでに291人が登録を済ませていて、第二次履修登録期間があるので、このままだと300人を越えるかも、とのこと。人気かあるのは嬉しいのですが、抜本的に授業計画の練り直しをしなくてはなりません。

ただ、教壇でしゃべるだけの授業はしたくありません。できる限りいまのスタイルを保ちながら、大勢の学生のやる気を引き出し、学びの成果に結びつけるか。神様から与えられたチャンスだと考えて、頑張ってみたいと思います。自分もそうですが、学生のみなさんも、新たな挑戦になりそうです。

閲覧数771 カテゴリ日記 コメント2 投稿日時2015/09/26 06:04
公開範囲外部公開
コメント(2)
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  • 2015/10/01 15:49
    300人への講義とはすごいですね!
    ご検討を祈念いたします。
    次項有
  • 2015/10/01 16:15
    > ホッシーさん

    初講で、300人を220人まで絞れたと思います。
    ただ、わたしの授業の特色である「プロジェクト学習(PBL)」や「アクティブラーニング」を実践しようとすると、これでも限界の倍くらい。
    でも、春学期までの「サイバー社会論」を受講した学生たちがたくさん登録してくれています。授業後に教卓前に集めて、「(やり方を知っている)きみたちが頼りだ」とお願いすると、みんないい笑顔でうなづいてくれましたので、なんとかなりそうです。
    次項有
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