世界文化遺産国宝姫路城は先日、今年の登城者が222万人を越えて、これまで最高を更新しました。3月下旬までは、平成の大修理でクローズしていたので、まさに空前の大盛況と言えます。 大河ドラマ「軍師・官兵衛」でも注目を集めた姫路城ですが、15年以上前から、毎月第2日曜日にボランティアが集まって、天守閣周辺のお掃除をするという活動が続けられてきました。最近、少しご無沙汰していたのですが、今朝久しぶりに参加させて頂くことができました。 まだ薄暗い早朝7時前に三ノ丸広場に集合した人たちは、NPOの若者たちから大きなゴミ袋とカナばさみを受け取って、それぞれ城郭のあちこちに散っていきます。以前なら、さまざまなゴミで袋が大きく膨らんでいたものですが、今日はゴミを見つけるのに苦労するくらい綺麗。前はよく目立ったタバコの吸い殻も、ほとんど見かけることがありませんでした。 12月とは思えない暖かさで、清掃ウォークもまったくつらくありませんでしたが、平年の晩秋なら綺麗に色づいている石垣の紅葉も、残念ながらイマイチ。その中で、中堀北側の土手の紅葉だけは、見事な赤い絨毯を作り、うっとりするような雰囲気を醸し出していました。姫路城も綺麗になりますが、なによりこのボランティアでは、自分の心が洗われるような清々しい気持ちになれるのが嬉しいです。 |