地域SNSは、リアリティ豊かなバーチャル空間を一定のエリア内でネットワークされた、安心安全で信頼性の高い支え合いのソーシャルキャピタルです。 東日本大震災5年を迎えて、大災害の記憶の風化が危惧されています。また、いざというときの減災を実現するためには、日頃から防災意識を養い、助け合う関係づくりをしておくことが必要です。 そこでわたしたちは、各地の地域SNSをつないで情報の共有と連携を行い、全体で被災地を支援する「広域模擬防災訓練」を、2016年03月11日(金)16時〜2016年03月12日(土)24時まで実施することとしました。 3月3日現在の訓練参加地域は、 広島県尾道市「おのみっち」、千葉県山武市「山武SNS」、静岡県掛川市「e-じゃん掛川」、神奈川県横浜市「はまっち」、埼玉県熊谷市「あついぞほっとCom」、京都府宇治市「お茶っ人」、兵庫県「ひょこむ」、兵庫県伊丹市「いたまち」、福井県坂井市「わいわe」、沖縄県「ゆいゆい」の10サイトです。 掛川や熊谷では、以前からSNSを使った防災訓練などを何度も実施しており、今回も一緒に訓練を行うことでさまざまと学ぶところが多いと期待しています。 現在検討されている想定と対応は、 ・3月11日(金)16時頃、首都圏を中心に大規模な巨大地震が発生し、横浜で大きな被害が発生した ・各サイトが、災害発生を確認して、サイトを「災害モード」に切り替わる ・受援・支援に関わるそれぞれの利用者は、コトろぐを使って災害情報の受発信や安否確認、救援物資の要求などを行う ・各サイトは、サイト連携させた訓練専用コミュニティを使い、それぞれの動きを確認しながら、支援作業を進める ・「義援物資マッチングシステム」を用いて、横浜や掛川から要求された支援物資を手元の備蓄から発送作業を行う(発受のシミュレーション) ・その他、サイト独自のサブシナリオを作成し、災害対応シミュレーションを行う というものです。 もうすぐ、メインのシナリオがあがってきますので、それをもととして、それぞれの地域の特性を活かしたサブシナリオが作成されます。3月11日~12日には、ふだんのつながりを活かした支援活動がシミュレーションできるものと期待しています。 |