お疲れ様です。
レポート楽しみですね♪(*´∀`)♪
4月13日に初講を行った関西学院大学総合政策学部の「サイバー社会論」の授業も、昨日の講義で最終回を迎えました。例年同様、情報化社会における「信頼」と「つながり」を主たるテーマとして、毎週異なる内容を学び、グループで議論し、リフレクションで振り返るという作業を積み上げてきました。 今年の学生は、比較的大人しかったように感じましたが、授業が進んで全容が見えてくるようになって、積極的な発言も増えて、全体の活気も出てきました。この間、社会でご活躍のさまざまな方々に授業に参加して頂き、若者たちと意見交換して頂くことで、大きな刺激を受けて考察も深まってきたと思います。 とくに、9講目で「信頼とメディアの関係」と題して講演頂いた坪田知己先生には、学生たちの意識が根底からひっくり返るような素晴らしい講義およびアフターフォローを頂き、感謝の念に堪えません。13回という短い期間ではありましたが、こうして成長した学生たちの最終関門が、昨日の最終グループ発表でした。 7~9名に分かれたそれぞれのグループでテーマを決めて、分担調整しながらプレゼンを行います。授業の時間ではもちろん間に合わないので、ソーシャルメディアやネット検索を活用しながら、何度も顔を合わせて苦労して仕上げました。 「高齢者の生活を豊かにするSNS」「子どものSNS利用ガイドライン」「日本発のSNSの提案」など、ユニークなテーマに取り組みましたが、それぞれにサイバー社会論で考察した内容が活かされているだけでなく、外部情報を上手く利用して論を展開してくれました。 とくに、高校の情報教育の課題に鋭く切り込み、その課題解決の方策を大胆に提案した「主体性を育成する高校情報教育-カリキュラムに関する考察」と、選挙への参加を自分事として考え、その実態と問題点を提起し、また海外の先進事例分析などからソーシャルメディアの活用に関する具体的提案をまとめた「若年層の投票率向上のための効果的なソーシャルメディアの利用」は、できればもっともっと多くの方々に聴いてもらいたいくらい出色の出来映えでした。 授業は終わりましたが、それぞれの学生に課した最終レポート「幸福度の高いサイバー社会を実現するICTの活用へのわたしの提言」に、いままさに取り組んでいることでしょう。これからどんどん提出されてくるレポートを採点しながら、若者たちの成長を楽しく共有していこうと思います。 |