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2016年08月04日(木) 
羽柴秀吉軍に対して2年あまりにわたる悲惨な籠城戦を繰り広げた、戦国時代の反骨のプリンス・別所長治で有名な三木市は、いまは「金物のまち」としてその名を知られています。山陽自動車道三木SAには、地元自慢のさまざまな金物が展示・販売されていて、以前から欲しいものがありました。それが「おろし金」です。

以前に息子が3千円で購入してきた小さなおろし金。にんにくをおろすとこれまでのプラスチックのおろしでは感じたことのなかった、刺激的な辛味が食材の味を引き立てて驚きました。おろし比べをすると、その差は歴然。値段が10倍するから当たり前かも知れませんが、素材の本質を引き出す職人の技に、ただただ感激しました。

ただこのおろし金、大根をおろすにはいささかサイズが小さい。もうふたまわり大きなものが欲しくて欲しくて仕方ありませんでした。そしてついに、その日がやってきたのです。「おろし金に1万円なんてアホちゃう」と言われるのを覚悟で、粗細両面のずっしり重いおろし金を三木で購入してきました。

これだけのブツですから、おろし初めの対象も半端ではいけません。ひょこむ農園に植え付けた、信州上田の特産・ネズミ大根を3本掘り起こしてきました。2週間前に試し掘りをしたときは、まだ普通の大根の形状をしていましたが、いまはその名の由来通りネズミのような形状に育っています。あとは本場の辛味がでるかだけが課題です。

初めてこの辛味大根に出逢ったのは、福井のある越前蕎麦屋さん。メニューの「辛味蕎麦」を注文して、提供された大根の辛さに魅了されました。聴くと信州から取り寄せているとのこと。その場は感激だけで終わりましたが、2年後に信州上田で講演する機会があり、当地がネズミ大根の故郷だと聞いて買ってきてもらいました。

以来、あの奥行きのある刺激的な辛味を出す大根を探していましたが、毎回空振りで寂しい思いをしていたところ、昨年末に朝来で行われた三線の発表会で提供された蕎麦で懐かしい再会。「種をもらって今年から育てたんです」と聞いて、自分でも栽培してみたいという思いがつのりました。

そんないきさつで、ひょこむ農園をやることが決まったときに、自分も種を取り寄せて植え付け、スイカの横で生長を楽しみにしていました。なかなか本場の辛味を出すのは難しいと言われているだけに、この日の三木のおろし金とのコラボは、わくわくどきどきの瞬間でした。

リードが長くなりましたが、そう完璧に信州の「辛味おろし」を再現することに成功。ひょこむの納涼オフでは、hiromineさんがご用意くださる播磨名産の「夢そば」を使った「辛味蕎麦」を提供することができます。またまた、ひょこむ農園の実りに感謝です♪

閲覧数1,170 カテゴリ日記 コメント1 投稿日時2016/08/04 14:08
公開範囲外部公開
コメント(1)
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  • 2016/08/04 17:36
    おけいさん
    楽しみにしています。
    次項有
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