▼コーヒーの品種 コーヒー豆は大きく分けて『アラビカ種』『ロブスタ種』『リベリカ種』の3大原種に分けられます。 商業上、アラビカ種とロブスタ種(正式名称 カネフォラ種)の2種類が世界で栽培されています。 この2つの「種」は、植物学上は別の種類の植物で、通常自然交配できません(アラビカの花粉がカネフォラの花についても実がなりません)。 アラビカ種の中には、ティピカ、ブルボン、ゲイシャ等の「品種」がありますが、それぞれ突然変異や交配によって、更にいろいろな栽培品種があります。 ティピカやブルボン、ゲイシャは原種と呼ばれ、エチオピア・イエメン(コーヒー発祥の地)から持ちだされた木の性質を受け継いでいます。 美味しさでは他の品種より優れていますが寒さ、病虫害に弱く、ムンドノーボ種等の病虫害に強く生産性の高い改良品種が多く栽培されるようになり、『ティピカ種』と『ブルボン種』は希少価値になっています。 一方、カトゥーラ、カトゥアイ、ムンドノーボなどは、ティピカやブルボンから突然変異や自然・人工交配で生まれた品種で、原種よりも生産性が高く、栽培しやすいですが、風味はやや劣るといわれています。 しかし、近年では、パカマラやマラカトゥーラ、ルビーなど、品質(風味)をコンセプトに作られた改良品種もあります。 下記に紹介していますのは『アラビカ種』の主な品種です。 『アラビカ種の品種』 ▼ティピカ種 アラビカ種で最も古い基本品種(原種)甘味ときれいな酸味が特徴で、豊かな風味、コクを持っていますがサビ病等に弱く、生産性が低いため現在では栽培が少なくなり、品種改良され、生産性の高い品種に移行されています。 100%ティピカ種の流通は極めて少なくなっています。 ▼ブルボン種 ブルボン島原産。ティピカ種の突然変異で誕生しました。 まろやかなコクで、甘味、風味もよいが、生産性、耐病性が低く他の品種に変わりつつあります。 しかし、味の良さが見直され近年復活の兆しもあります。 ▼ムンド・ノーボ種 ブルボンとスマトラの交配種。 病虫害に強く生産性が高く1950年代から各地で栽培されています。 苦味・酸味・甘味のバランスが良い味です。 ▼カトゥアイ種 ムンドヌーボの樹高の高さをカトゥラとの交配で抑えた新品種。 病虫害に強く樹高も低く、生産性は高く、中南米では広く栽培されています。 味はブルボン種に近くソフトです。 ▼マラゴジペ種 1870年に発見されたブラジル産の一変種で、スクリーン20以上の大粒で、味は大味です。 コロンビア、メキシコ、グアテマラの一部で栽培されています。 ▼アマレロ種 ブルボンの優性突然変異種でブルボン似、生産性が高い。 コーヒー豆の実は通常成熟すると赤くなりますが、この種は黄色に完熟するため『アマレロ(ポルトガル語で黄色の意)』と呼ばれています。 甘味が強い。 ======================= お届けしたいのは『こだわり』です ●自家焙煎の店 フクモト珈琲● http://www.fukumotocoffee.com/ https://www.facebook.com/fukumotocoffee ======================= |