そちらのホーム柵はロープのものを使用していませんでしたか。
関東の方では都内の拜島駅の八高線ホームに可動式のホーム柵が、こちらも試験運用で稼働しています。拜島の方は完全な棒を使っています。
一般的なホームドアは、工費はもちろん、維持管理がかなりのものです。また、車両によって扉の箇所が異なる線区は、ホームドアの設置でなく、本文の六甲道駅や拜島駅のような機種が有効のようです。
普段は時速120キロ近くで通過するJR六甲道駅。摂津本山に用事があって久々に普通で停車すると、なにか物干し竿のようなものが、ホーム側の窓の外であがっていきました。目の不自由な人や酔っ払いが線路上に転落するのを防止する可動柵でした。 よく見かける可動柵は、ドア位置を挟んでがっちりとしたボックスがあり、列車が到着すると柵が横にスライドして乗降可能になるというもの。ボックス間は壁面になっていて、普段は線路に転落することはありません。 しかし、ドア位置が異なる列車が走る路線には設置が難しく、また見るからに設置費用と工事期間がバカにならないのが欠点で、なかなか整備が進んでいないというのが現状みたいです。これに対して物干し竿式(?)防護柵は、明らかにチープで設置も簡単にみえます。 調べてみると、一昨年の年末から試行策として上りホームにだけ設置されているということで、効果については転落事故が起こっていないことと、利用者の反応から上々とのこと。継続して運用されているようです。 実際の設置や運用に際しては、多くの乗り越えなければならない課題があるのかも知れませんが、優れたシステムであれば全てのホームに早急に整備して欲しいと思います。 |