本日は池袋のサンシャインシティで開催の「ぎゅっと ぼうさい博!2017~1日でぎゅっと防災・減災が身に つく博覧会~」を見学してきた。 懐かしい「防災ガール」も日本赤十字や消防庁、気象庁に 混じって出展していた。もはや防災関連のイベントには 欠かせぬ顔になっているのであろう。 先日「東日本大震災の教訓は熊本に活かされているか?」 との問いかけがあった。3.11が近いためであろう。 個人的に活かされるべき教訓は「中越」のものだと思って いるが、私の周辺でも幾つかの事例があるので東日本の 教訓は役立っていると思う。その中から3点。 一つは畏友の弁護士である岡本正さんが膨大な相談を DB化し、一部は法律に反映されたこと。 二つ目は私自身2014年にシンポジウムを開催し、資料集が 全国300の大学図書館に映像情報メディア学会から寄贈され、 知見が散逸せずに各地に残ったこと。 三つ目は一昨年の第3回 国連防災世界会議 2015 公式 パブリック・フォーラム(日英共同)で日本側講演者の 選定を担当したこと。 http://s-nakahara.com/ir/irnews.html 依頼から開催まで1か月強で、しかも開催が3月という 一般企業・組織の決算期。頭に来ないわけではなかった が結果的にこれが良かった。 パネラーに偶然にも当時の熊本市副市長の牧さんに お願いしたので、同じパネラーとして陸前高田の副市長 久保田さんやツイッター、地中探査のジオサーチ等を 熊本震災の事前に直接ご紹介することができ、初動の お役に立てたのではないかと思う(ジオサーチはいきなり 地中探査車を6台も派遣頂いた)。私も病気のため現地に 行けない罪悪感を低減することができた。 まさに「情けは人の為ならず」である。 また5月に石割桜咲く盛岡へ行ってみたいものだ。 |