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2017年02月26日(日) 

YouTubeでモーツァルトの宗教曲を聴いているときに目に付いたのがこれであろ。

Handel "MESSIAH" | King's College, Cambridge Choir | BEST RECORDING

メサイアの全曲、しかもライブなので早速聴いてみたが、僕がこれまでに聴いたメサイアのどれよりも優れた素晴らしい演奏で、 BEST RECORDING の看板に偽りのない名演奏である。

https://www.youtube.com/watch?v=iTMJVvld9ok

 

これはケンブリッジ・キングスカレッジ合唱団の海外公演の録音・録画で、オランダ・ライデンの教会で収録されたものである。

指揮はこの合唱団を率いるスティーヴン・クレオバリー(Stephen Cleobury)で、同行したのはオーケストラが古楽器演奏のブランデンブルグ・コンソート(英)、それに4人の独唱者である。

 

オーケストラは30人ほど、合唱団も30人ほどであるが、会場が響きのよい教会なので、ちょうどよい音量である。

合唱団は、普段はカレッジ内のチャペルで歌っている聖歌隊で、女声部は前列の少年たち、男声部は後列のお兄さんたちである。 お兄さんたちは、たぶんこの少年たちの何年か後の姿であろう。

この少年合唱団はとにかく素晴らしい。2時間を超えるこの大曲をしっかりと歌いきっているのは驚嘆に値する。単なる少年合唱ではなく、混声合唱の女声部を受け持っているのであるから ・・・。

 

 

管弦楽は、18世紀以前に使われていたであろう楽器と奏法で演奏されてされているので、ヘンデルが意図した響きはこんなであったかと想像される。

 

独唱者は以下の4人であるが、彼らも素晴らしい歌唱を聴かせてくれる。

Lynne Dawson, soprano/Hillary Summers, alto/John Mark Ainsley, tenor/Alastair Miles, bass

中でも、曲の終り近くにトランペットと共にバスが歌うアリア「The trumpet shall sound ・・・」は圧巻である。

 

 

クレオバリーの指揮ぶりは見事の一語に尽きる。日ごろ訓練を重ねて育てている合唱団はもとより、独唱者、オーケストラを束ねて、これほど素晴らしい演奏ができるのは並の指揮者ではないと思う。(彼のプロフィールは https://en.wikipedia.org/wiki/Stephen_Cleobury


閲覧数416 カテゴリ連載読物 投稿日時2017/02/26 10:12
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