1,555万kW/2,121万kW (03/28 21:40)
73%
■バックナンバー
■RSSフィード
RSS 1.0 RSS 2.0 Atom 1.0
■このブログのURL
https://hyocom.jp/blog/blog.php?key=275437&com_mode=1
2017年02月27日(月) 
沖縄からやってきた北海道と神奈川出身の「地域づくり応援員」のおふたりを相手に、かの有名な「神戸牛」は存在しないというお話しをしました。だれもがびっくりするかと思いますが、日本を代表する牛肉のブランドである「神戸牛」という銘柄は、正しくは存在していません。

最高級牛肉として認知されている「神戸牛」の正式なブランド名は、「神戸ビーフ」もしくは「神戸肉」。でも、神戸で育った牛からとれる肉を全て「神戸ビーフ」と呼ぶわけでもありません。「神戸ビーフ」には、生産者・食肉流通業界・消費者の協力で設立された「神戸肉流通推進協議会」があって、ここが定める厳しい定義をクリアしたものだけに、最高級牛肉「神戸ビーフ」の称号が与えられているんです。

いまを遡ること150年前、慶応3年(1867年)の神戸港の開港の際に、外国人が入国してきました。当時の日本人には、牛肉を食べるという習慣がなくて、神戸駐留の外国人は自分たちで牛を解体して食べました。

このとき、たまたま農耕用として飼育されていた但馬牛を口にして、その美味しさの虜になったそうです。やがて、神戸の美味しい牛肉は、海外に「神戸ビーフ」として紹介されるようになり、国際的なブランドとして定着していきました。

この「神戸ビーフ」も、当初は明確な定義がなくて、類似品や粗悪品が出回り、ブランドの質が落ちてしまうので、昭和58年に協議会を設立して、名実ともに世界一の牛肉にするために、「神戸ビーフ」の定義が定められました。

「神戸ビーフ」と呼べるのは、兵庫県産(但馬牛)のうち、未経産牛・去勢牛で、肉質等級が脂肪交雑のBMS値No.6以上、歩留等級がA・B等級、枝肉重量が450kg以下のものだけ。全国各地に散らばった但馬牛の子孫となる仔牛が、兵庫県内に移されて肥育され、その中でも特に上質・良質のものだけが「神戸ビーフ」となるのです。

まただれか遠くから観光に来られたら、この話しで盛り上がりたいと思います♪

閲覧数879 カテゴリ日記 コメント2 投稿日時2017/02/27 15:08
公開範囲外部公開
コメント(2)
時系列表示返信表示日付順
  • 2017/02/28 00:43
    神戸ビーフであろうがなかろうがどうでもいい、但馬産但馬牛(たじまうし)が最高だ~!と思っている但馬人です♪ヽ(´▽`)ノ
    次項有
  • 2017/02/28 17:21
    > 本荘ケイさん

    仰せの通り、但馬牛は日本一です。
    ということは、世界一でもあります♪
    次項有
  • 次項有コメントを送信
    閉じる
    名前 E-Mail
    URL:
    ※画像に表示されている文字を入力してください。
■プロフィール
こたつねこさん
[一言]
地域を元気にする情報化に貢献したい♪
■この日はどんな日
■最近のファイル
■最近のコメント
■最近の書き込み