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2017年04月09日(日) 
6日にトランプ政権がシリア空軍基地を50発以上の巡航ミサイルで攻撃したという速報を見て、つい「やった!」と声を上げてしまいました。シリアのアサド政権は、反体制派を力で押さえつける執拗かつ残虐性の高い攻撃を続けているだけでなく、化学兵器を使用しているという噂が絶えなかったから。「アサド=悪」という印象が強く脳裏にあったことが、米国ミサイル攻撃を「英断」として捉えていました。

しかしこれは、ほんとうに正しい判断だったのか、時間が経つに従って疑問符がついてきました。というのも、武力行使の暴走を防ぐために、国際法では「自衛権の行使」か「安保理の承認」でしか行えないことになっています。今回は、安保理の承認なしに米国が単独行動したわけですから、自衛権が成立することが必ず必要となります。

米国は、「化学兵器の拡散と使用を阻止することは米国の安全保障上不可欠な利益」と発表して、これを自衛権行使の正当性であるという立場です。ただ、米国(民)に対して化学兵器が使用されていない現状では、理由付けとしては非常に苦しいでしょう。

また、国連では自衛権の乱用に備えて「直ちに安保理に報告」を義務づけているのですが、米国はこれもまだ実行していません。そして肝心の「シリアが化学兵器を使用した」という証拠も、「同じ機体が攻撃した空軍基地から飛び立ち、被害付近まで飛行した」という説明をしているのみで、説得力には乏しいようです。

イラク戦争では、「フセイン政権が大量破壊兵器を所有している」という理由で開戦して、政権を崩壊させた結果、その後の中東諸国の不安定化をもたらし、ISなどテロ組織の拡大につながりました。このときの教訓は、どうなってしまったのでしょうか?

拒否権によって機能マヒに陥っている国連ではありますが、国際法は世界が定めたルール。ごく一部の大国が求める「正義」という言葉によって、ねじ曲げてしまうことは。世界の未来のためならないのではないかと思います。

閲覧数457 カテゴリ日記 コメント3 投稿日時2017/04/09 07:25
公開範囲外部公開
コメント(3)
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  • 2017/04/09 08:45
    私には第3次世界大戦の恐怖が感じられました。
    これは国際ルールを無視した暴力(テロ行為)ですね。
    こんなことが許されるならば世界の秩序が壊れるのは間違い無いでしょう。
    アメリカ国民や世界がこれを許したならば北朝鮮の行為も正当化されてしまいます。
    私にはアメリカ大統領の個人的感情で動いたとしか見えません、無責任な判断です。
    日本はこのことに対しては遺憾の意を示すべきですが、核兵器禁止条約交渉会議の不参加も含めて完全にアメリカの属国になってしまっているようです。
    次項有
  • 2017/04/09 09:56
     こんな見方も。
     「国際人道法」(jus in bello)と「武力行使に関する法」(jus ad bellum)とのバランスの問題。
     

    ・篠田 英朗2017年04月09日 04:02米国のシリア攻撃を国際法的に見る
    http://blogos.com/article/217432/
    次項有
  • 2017/04/13 22:09
    意外と盛り上がりませんね。
    ここでは話し辛い話題かもしれません。
    次項有
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