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2006年11月23日(木) 
幕末の瞬間を駆け抜けた志士たちの息吹を彷彿とさせる佐賀城本丸御座間において、新しい維新の狼煙をあげるべく地域情報化のイニシアティブが生まれました。

11月22日午後から徹夜(に近い)議論を繰り広げ、23日には更に多くの若者たちを加えて語り合った成果が、「地域情報化佐賀宣言2006」として見事にまとめ上げられています。
http://www.saga-s.co.jp/declaration_of_saga.html

この宣言の趣旨の中には、インフラや技術主導の受け身の展開から、いよいよ地域が主体となって動き出す時が来たことの確認と、その中には「日本型地域ネットワーク」と呼ばれる私達に内在する力を顕在化させ「集合知」「協働知」の自前主義で課題を解決していくことの大切さが力強く語られています。

「ひょこむ」の歩もうという道は、まさにこの宣言そのもの。歴史を拓いた鍋島藩の志士たちの面影を背中で感じながら、確かな手応えを感じてレールスターの車窓に流れる風景を眺めていました。

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地域情報化 佐賀宣言2006
-佐賀から始まる・佐賀から始める-

もやいは佐賀から

私たちは、情報技術の活用によって、新しいつながりを形成し、地域の資源をもやいすることで問題解決を果たし、全ての人々が健やかで安心して暮らせる社会づくりを実現するために行動を起すことを宣言します。

従来、地域においては、結や講などの地縁を中心とした相互扶助によって問題解決をはかってきました。しかし、近代化の過程においてこのような場や機能が失われつつあります。情報技術には、場所や時間といった物理的制約を払拭し、過剰に埋め込まれた関係性を解き放つというメリットがあります。これをうまく生かし、地縁と知縁のダイナミックな相互作用をもたらすことで、地域の良さ、力を引き出し、企業にも自治体にも対処が難しい問題を解決できるようになったことが地域情報化の本質です。さらに、最近では、価値観を共有する人たちが意気投合して、離れた地域でさえも活動が伝播し、連携によってより困難な問題を解決しようとする動きも起こっています。

幕末から明治維新にかけて、大砲、蒸気船の建造、医師免許制度の導入など、先進的な取り組みが佐賀から始まりました。変革の波は遍く広がり、日本は拓けていきました。その発信地がここ佐賀城本丸御座間だったのです。本日、私たちはこの御座間に相集い、歴史的な時間と場所を共有し、議論を重ねてきました。志を同じくする仲間こそが、地域情報化において最大の財産です。本日得た縁を大切にして、まずは知を実践に移すことが私たちに与えられた使命です。そして、切磋琢磨しながら、私たちの活動が日本を元気にする大きな流れにつながっていくことを念願しつつ、地域情報化推進のための場を立ち上げ、佐賀から始めることを約束します。

2006年11月23日
佐賀城本丸御座間にて
地域情報化デザイン佐賀2006参加者一同

※「もやい」とは、助け合い・支え合いの地域システム

閲覧数4,147 カテゴリ日記 コメント7 投稿日時2006/11/23 18:59
公開範囲外部公開
コメント(7)
時系列表示返信表示日付順
  • 2006/11/23 20:11
    オメメさん
    いいぞ、いいぞ、がんばれ、地域からでないと改革できないことが多くなっている。
    こたつがんばれ。こたつからの応援です。
    寒。
    次項有
  • 2006/11/23 20:42
     こたつねこさん、かっこいいです。
    次項有
  • 2006/11/24 08:56
    佐賀城本丸ってのがかっこいいですね。
    「地縁と知縁のダイナミックな相互作用」というフレーズにも惹かれました。

    こたつさん、お疲れさまでした。
    次項有
  • 2006/11/24 11:31
    オメメさん
    オメメはこたつでふるえてばかりはいません。
    調べは付けています。
    上野の山に籠もっていた影義隊を薩摩と長州
    が攻めました。
    この時に本郷台の加賀屋敷から、二門のア-ムストロング砲で攻撃しました。
    当時の大砲は筒にライフルが削られてなかったので遠くに命中精度よく撃てたのはこれだけでした。
    この砲をもっていたのが佐賀藩でした。
    その内の一門がこたつさんの持つ「ひょこむ」だとしたら、なんだかわくわくしませんか。
    次項有
  • 2006/11/24 16:43
    かっこいいのは、その場に集まってくれた若者たちです。新しい時代を創っていく主役は、まちがいなく彼らのような世代。きっと私達はその露払い役でしかありません。

    司馬遼太郎の「アームストロング砲」に、佐賀鍋島藩がいかに先駆的な土地だったのかが書いてある(そうです)。今度本屋さんにいって、買ってこようと思います。

    余談ですが、我が家では「あかん」ことをしたり言ったりすると「幕府や♪」ということになっています。奥さんが(漫画ではない)「龍馬がゆく」を読んで、ハマっているからです。比べようもないのに、いろんな批判を受けています..(--;;
    次項有
  • 2006/11/25 23:16
    今日本屋に行って、司馬遼太郎の「アームストロング砲」という本を見かけましたが、素通りしてしまいました。このブログ読んだ後であれば、買ってたのに~。
    もったいないことしました。
    次項有
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