25日発売の週刊文春が、加計学園の獣医学部新設計画を巡る記録文書について、前川喜平前文部科学省事務次官が「文書は間違いなく本物だ」と証言したとの記事を掲載する。これに先んじて、読売新聞が22日朝刊で「前川前事務次官が在職中、歌舞伎町の「出会い系バー」に頻繁に出入りしていた報じた。 教育行政のトップである文部科学省の高官が、援助交際の温床ともいわれる場所を利用するのはまったく不適切。しかし、このタイミングで大新聞が報じる内容なのか、いささか疑問を感じる。 読売新聞が、官邸の意志を忖度して、前川氏の口封じをするために報道したといううがった考え方もできる。新聞各社は、これまで先輩たちが積み上げ来た「信頼されるメディア」という国民の期待を裏切ることのないように努力して欲しいものだ。 |