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2017年07月16日(日) 

 司馬遼太郎
【ワイド版】街道をゆく 9
 信州佐久平みち、潟のみち、ほか

 
潟のみち(新潟)
「木崎村今昔」で大正末の木崎村小作争議について語った後
「七十五年の藤」で
 
☆☆☆ ☆☆☆  転載ここから  ☆☆☆ ☆☆☆
 
東京の新聞は、ほぼ争議団に同情的で、国権主義傾向の強い『国民新聞』でさえ、大正十五年八月十五日付けの社説で「元来、土地は天賦のもの」という基本論を説いている。
 
元来、土地は天賦のもの、之を一国の法制を以って私人の所有に委ねる所以のものは、土地の能力を国家社会のため十分に発揮せしめるに出づる。国は土地を私に有用に利用するべく信託するのである。これ以外に土地私有の合理的根拠はない筈である。所有は後であって、地力発揮が先である。しかるに土地の法的所有そのものを至上に尊しとするは、社会生活の理想に反する。
 
土地私有と私有にともなう行為について無制限に近い現実は今も変わることがなく、この社説はこんにちの新聞に掲げられても、少しの違和感もない。
 
P81
 
(中略)
 
 私は十年ほど以前から、日本の社会を混乱させているのは土地制度ではないかと思ってきた。一億人の人間が土地を投機の対象と信じていること自体、経済的狂人の社会と言うほかないと思っていたし、産業家や商品の問屋や林業家が本業よりも、それを転がして儲け、また土地を転がすことでの新たな政商が成立し、政治家が受動的もしくは能動的に、そういう病的な政治行為の構造の中心に居るようになっては資本主義というようなものでさえないと思うようになっていた。
 
P85
 
 
☆☆☆ ☆☆☆  転載ここまで  ☆☆☆ ☆☆☆
 

木崎村小作争議ーーーWikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9C%A8%E5%B4%8E%E6…9%E8%AD%B0


閲覧数392 カテゴリ街道をゆく コメント0 投稿日時2017/07/16 00:31
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