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2017年07月31日(月) 

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【やばいぞ日本】第4部 忘れてしまったもの(6)
2007.11.11 02:56
http://sankei.jp.msn.com/life/education/071111/edc0…001-n1.htm

  ↑

リンク切れ 産経新聞だと思います。


 


 ■荒廃一変させたご飯給食

 「夕日とトンボと働く人」と題されたこの水彩画は、全国8千余点の応募から第1位に選ばれた作品だ。長野県上田市真田町の本原小学校6年生、三浦由美子さん(現在、市立真田中2年生)が描いた自宅の窓から見た田園風景である。

 夕日に照らされる中、無数の赤トンボが乱舞する。大人たちが田んぼを手入れする。傍らの農道を子供たちが駆け抜ける。

 「なつかしいふるさとや家族の良さを感じさせてくれる、ほのぼのとした絵である」。

 1昨年、「ふるさとの田んぼと水 子ども絵画展」(主催・全国土地改良事業団体連合会)で、農林水産大臣賞に輝いた三浦さんの作品への審査講評だ。

 この作品を目にした上田市教育委員長、大塚貢氏(72)は感慨深げにこう語った。

 「その農道は、かつて非行少年が連夜、改造した盗難バイクを乗り回していた。真田中学を卒業したばかりの2人が無免許運転で事故死したこともあった。それが、わずか数年間でこんな美しく描かれるまでに落ち着きを取り戻したとは…」

 大塚氏が真田町(合併前の旧真田町)教育長に着任したころ、その地区の学校は荒れていた。「教育長、この騒音が聞こえるか」。連夜、暴走族の往来で眠れない町民から苦情の電話がかかってきた。

 それが今や、上田市真田地区の公立小学校と中学校は、非行ゼロだ。それだけではない。全国で百数十万人が受けた教研式CRT全国学力テストでは、多くの教科で圧倒的多数が全国平均より高い点数を取っている。しかも通塾率が低く、放課後は思いきり戸外で遊んでいるというのにである。

 何が劇的な変化をもたらしたのだろうか。その一つはご飯給食のようだ。大塚氏がかつて生徒数1100人強の大規模中学校で校長を務めた経験に基づくものだ。その中学校も教室にたばこの吸い殻が散乱し、廊下をバイクが走行していた。不登校生は60人を超えた。

 そんなある日、朝礼で次々に生徒が倒れた。非行少年たちであった。大塚氏はそこで球技大会の朝、コンビニエンスストア前で張り込んだ。見たのは親と車で乗りつけ弁当を買う生徒の姿だった。「伸び盛りにかわいそうだ。普段、ろくなものを食べていないに違いない」。

 大塚氏は給食改善に乗り出した。2年をかけて、米飯、具たくさんのみそ汁、焼き魚、副菜という和食の献立にした。

 サンマ、イワシといった青魚はカルシウム、亜鉛などが豊富で、キレにくい子に育つのだ。生徒は掌のくぼみ一杯の小魚を毎日食した。野菜や果物を含め、一日の食事は給食で十分というほどたっぷり出した。これだけで学校は驚くほど落ち着きを見せ始めた。

 その後、真田町教育長になった大塚氏は、域内全校の完全ご飯給食を実現した。「子供が好む揚げパンやスパゲティを」「給食費を払うのは親だ」などの苦情が出たが、大塚氏はこう説得して父母らを納得させた。

 「バランスの取れた給食によって、『心』と『身体』は健やかに育(はぐく)みます。その土台ができて初めて揺るぎない学力が身に付くのです」。

                   ◇

 ■小さな苗を慈しむ花壇作り

 なぜ子供たちは凶悪犯罪に駆り立てられるのだろうか。大塚氏が、殺人など凶悪犯罪を引き起こした児童、生徒の在籍校を訪ね歩いて10年以上になる。気付いたことは、どの学校も校門や玄関に、ただ一輪の花も咲いていないことだ。

 今年5月、福島県会津若松市で高3男子が母を刺殺した。この事件で、大塚氏は会津若松から電車で1時間半かけて、少年の母校の町立中学を訪ねた。そこは雑草が一面に生え、まるで廃校のようだった。

 「そこに毎日通う子供たちはどんな気持ちだったのだろうか。これでは気持ちがすさんでしまうのは当然です」と大塚氏。少年は進学後初めて自炊し、食生活も十分でなかったという。

 神戸市で中3男子が小6男児を殺害した酒鬼薔薇事件。被害児の頭部が置かれた白い校門そばには、枯れ草が生えた十数個のプランターが並んでいた。当時は花開く5月末だった。数年後に訪ねたときも同じだった。潤いがなく無機質な校地。それを当然と考える教員の姿もあった。

 少年による凶悪犯罪は、ある日突然起こるのではない。殺伐とした空間で、心身ともに均衡を失って犯罪に突き進むのである。

 「安らぐ空間」作り-。真田での大塚氏の試みである。前述した和食の給食による「身体づくり」と花壇づくりによる「心の教育」であった。

 荒れた学校に赴任した大塚氏は生徒たちと雑草だらけの校地を耕し、花壇づくりをした。堆肥(たいひ)づくりから始める本格花壇だった。

 生徒は嫌がり、水やり当番をしなかった。ボールを追って花壇に踏み込む生徒もみられた。

 ところが芽が出たときから生徒が変わり始めた。小さな苗を慈しむように、丁寧に水をやるようになった。踏み込む生徒もまだいたが、大塚氏は毎晩、そっと車の照明で校庭を照らして30本から80本の花を植え替えた。生徒が悲しむ姿を見たくなかった。

 春から夏にかけて見事な花が咲き誇った。生徒は美しいものを美しいと感じたのだろう、花壇にボールが入ることもなくなった。

 10月末、記者は真田の山あいにある傍陽(そえひ)小学校を訪ねた。サルビアなど散りつつある秋の花々からバトンを受けたように、黄色や白色のキクが花開いていた。

 河西敏夫教頭(50)はこんな話を披露した。前年春、7教室に配った300鉢のパンジーは今春、ひと鉢も枯れていなかったというのだ。

 「卒業式では、体育館の壇上と花道にほころびはじめた鉢を並べて見送りました。その鉢が満開に花開いたころ、新1年生を迎えました」

 「ご飯給食」と「花壇づくり」が、心身ともに健やかに賢く子供たちを成長させていることがうれしかった。(牛田久美)


マップは 旧・真田町 - Wikipedia


閲覧数193 カテゴリ食、食と心身の健康、医食同源、食源病退治 コメント1 投稿日時2017/07/31 12:01
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