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2017年08月04日(金) 
コーヒー豆を煎ることを『焙煎』と言います。

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『夏に焙煎をするときは、室温を30度までに保つこと』
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上記のルールは、私の長い焙煎体験の中で自然に会得してきた一つのルールです。

焙煎釜の表面は、素肌で少しでも触れたら火傷するくらいに熱くなっています。
側に立っている者には熱気がムンムン伝わってきて、夏の焙煎作業は、まるでサウナに入っているのと同じです。

クーラー全開で部屋を冷やしても、30度の室温を保つのは難しい時も多々あります。

近年は外気温35度以上の猛暑日も珍しくはありません。
そんな時の焙煎は、いつも通りに焙煎をしているつもりなのですが、煎りあがったコーヒー豆を試飲してみると、少し火力オーバーのような傾向があります。

焙煎の火力調整だけでは調整が効かない『目には見えない外気の熱量が影響している』と私には感じるのです。

そんな焙煎経験を数えきれないぐらいしてきた中から、自然と生まれてきたのが冒頭のルールです。

私は、一介の焙煎職人で科学者ではありません。
なので『??』に対して科学的で明快な根拠を説明することは叶いません。
ですが、そのルールに従うと不思議と焙煎が安定するのです。

私は自分の焙煎スタイルを『低温焙煎』と名付けています。
『低温焙煎』という焙煎方法は、そんなルールがいくつも絡み合った、不思議な熱量のバランスからできているのです。

コーヒーの焙煎と言うのは、厄介ですが興味の尽きないデリケートな作業です。


フクモト珈琲店主 拝


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閲覧数224 カテゴリ日記 コメント2 投稿日時2017/08/04 22:35
公開範囲外部公開
コメント(2)
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  • 2017/08/05 02:52
    zosanさん
    条件が変わると、香りも変わるんでしょうね。
    次項有
  • 2017/08/05 22:56
    > zosanさん

    香りも変わりますが、コーヒーの酸味や味のタッチと言うのが全然違ってきます。

    たかが豆の煎り方ですが、その奥は深いですね。
    次項有
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