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2017年08月13日(日) 
浜の真砂が尽きないように、私たちの日常にはささやかな愉快(ゆかい)と少しの奇怪(きっかい)がいつも転がっている。

8月初旬には珍しく9~10日の週末に大型台風が上陸した。その台風一過の翌日、近くの郵便局で耳にしたとある会話。おじいさんと女性の郵便局員がカウンター越しにこんな言葉を交わしていた。

「台風どうでしたか?」
「うちのニワトリ小屋が飛びそうになって、大変やったわ~」

関西では、会話中に、よくこんなボケを突っ込んでくる。さあ、どう返す!?

「へぇ~ニワトリ飼ってはるんですか?」
困ったじいさん
「いや~、うちの家がニワトリ小屋みたいなもんや、ということで…」
あちゃ~、ボケを解説するというのも、何ともみじめなもんです。

台風前夜にもこんなことがあった。8日金曜の夜空は厚く雲に覆(おお)われ、すでに雨も降り始めていた。そんな中、8時を過ぎ、突然、外でパンパンパンパンという音がしばらく鳴り響いた。明日にも台風が来るという夜にだれが工事なんかしてるんだろうと不思議だった。翌日、いつもの整体院に行くと、そこでもこの騒音が話題に。ある人は、また隣の家で大喧嘩してると思ったのだそうだ。ということは、京都中にあのパンパンパンパンという奇怪な騒音が轟(とどろ)き渡っていたようだ。

雷でもない。この音の正体は、整体院の先生によると、琵琶湖花火大会だそうだ。厚い雨雲の下で開催された今年の琵琶湖花火大会は1万発もの花火が打ち上げられたという。その音が8~10キロも離れた京都市内でも轟いていたのだ。京都市内からは比叡山(848m)や大文字のある如意ケ嶽(472m)などで遮られ、普段は見ることも音を耳にすることもないのだが、この日は厚い雲が反響板となったのか、京都中に花火の音だけが轟いていたのだ。

しかし、今年の天候はおかしい。7月に続き、8月も台風がやってきた。なんでも今年は太平洋高気圧があまり元気がないのだそうだ。例年なら広く太平洋を覆う高気圧の範囲が狭く、そのせいで、日本だけでなく、ハワイにまで普段は来ないハリケーンが襲来したらしい。

ところで、台風とハリケーンの違いだが、気象庁のサイトで見ると、台風は、
「東経180度より西の北西太平洋および南シナ海に存在する熱帯低気圧のうち、最大風速が約17m/s以上になったもの」
をいうのだそうだ。一方、ハリケーンは、
「北大西洋、カリブ海、メキシコ湾および西経180度より東の北東太平洋に存在する熱帯低気圧のうち、最大風速が約33m/s以上になったもの」
と定義されている。つまり、気圧の強弱はあるが、基本的に日付変更線より東にある時はハリケーンで、それを跨(また)いで西に来たら台風に名前が変わってしまうのだ。ということは、糸こんにゃくと同じじゃないか。

こんにゃくを細い麺のようにしたものを関東では白滝、関西では糸こんにゃくと呼ぶが、昔々は製法も違っていたそうだ。だが、今では製法も中味も同じものだそうだ。東ではハリケーンとか白滝とか言ってたものが、西では台風とか糸こんにゃくと呼ばれる。愉快、愉快。
  【参考】日本こんにゃく協会:こんにゃくができるまで:
    http://www.konnyaku.or.jp/dekiru/f_dekiru03.html

季節外れの台風から、あれこれ思考を巡らせたのだが、最初に戻る。もし、自分があの郵便局員なら、何と言ってボケに答えただろう?

「うちのニワトリ小屋が飛びそうになって、大変やったわ~」
「でもニワトリは楽しんでたんじゃないですか。結構、結構、コケコッコー」
お粗末でした~(チャンチャン)

ささやかな愉快と奇怪をちまちまと書いていたら、いつの間にか300回を迎えてしまった。これからも、変わらず、気楽に日常を切り取っていきたい。

閲覧数19 カテゴリ日記 コメント0 投稿日時2017/08/13 12:21
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