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2017年09月09日(土) 
美味しいコーヒー豆は「外形」を見ただけで、ある程度は
目利きすることが可能です。
なぜなら、美味しいコーヒー豆の体型は『ぽっちゃり体型』だからです。

美味しいコーヒーを作るには『良質の生豆(材料) と、それを加工する
優れた焙煎技術(調理) 』の両方が必要です。

どんなに良質の材料があっても、それを調理する人の技量が
伴わないと「美味しい料理」を作ることはできません。
コーヒーも、まったくそれと同じです。

それほど「焙煎の技術」と言うのは、美味しいコーヒーを作る為の
大きな要因なのです。

コーヒー豆の外形や色合いを見れば、それがどのような行程で
煎られた豆か、ある程度の推測をすることが出来ます。

芯から適正に煎りあげられた豆は『ぽっこり』として、豆表面の
シワの伸び方にも、それなりの特徴が表れています。

写真は、当店の『低温焙煎』で煎られた豆と、某店の『高温焙煎』
で煎られた豆を対比したものです。

※写真に掲載している豆は、特徴がハッキリと出ている豆だけを
ピックアップして掲載しています。
実際はもう少しいろいろな形状の豆が混ざっています。


▼写真①は、当店の『低温焙煎』で煎られたコロンビアの豆です。

芯からシッカリ煎られているので、内部からの圧力で豆の腹部分の
表面が『ぽっこり』と膨らんでいるのが判りますか・・

「センターライン(シルバースキンの溝)」も、内部からの圧力で
少し広がっています。

豆の芯から、適正に煎られているので『完熟したまろやかな
味わいのコーヒー』になっています。


▼写真②は、某店の『高温焙煎』で煎られたコロンビアの豆です。

「豆内部」の火の通りが不十分なので「豆の腹部分」の膨らみが
弱く『のっべら』とした感じです。

「センターライン(シルバースキンの溝)」の広がりも狭いです。

「豆の色合い」だけを見れば、焙煎が深いように見えますが、
豆を噛んでみると芯が硬くて、火の通りの浅いことが判ります。


================
芯から適正に煎られた豆は、歯で噛んでみると『カキッ』と
した小気味よい歯ごたえで噛み砕くことができますが、
火の通りが悪い(浅い)豆は芯が硬く残ります。
《煮物に例えたら生煮えの状態です》

また、逆に火が通り過ぎている豆は、豆の繊維質が
崩れていて『グシャ』とした歯ごたえで崩れてしまいます。

火が通り過ぎても「コゲの味」がしたり「旨み成分」を
飛ばしていたりして美味しくありません。

最終的には、実際にコーヒーを淹れて、カップの味で
確認しなければなりませんが、豆の外形からでもある程度、
焙煎の良しあしは判断することができます。

『豆の外形を観察し、豆を歯で噛み砕いて硬さを確認し、
最後にコーヒーを淹れて味を確認する』

その実体験を重ねていくと、見ただけで『美味しいコーヒー豆を
目利きする』ことができるようになります。


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◇自家焙煎の店 フクモト珈琲◇
http://www.fukumotocoffee.com/
https://www.facebook.com/fukumotocoffee
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閲覧数253 カテゴリ日記 コメント2 投稿日時2017/09/09 13:51
公開範囲外部公開
コメント(2)
時系列表示返信表示日付順
  • 2017/09/09 20:25
    zosanさん
    ずぶの素人ですが、上の写真の物の方が美味しそうに見えますね。
    次項有
  • 2017/09/11 23:06
    美味しい豆は、豆のまま噛み砕いて口の中で
    しがんでも美味しいですよ。
    次項有
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