「日本浄土教の旧跡巡り4」
比叡山東塔(とうどう)に着きました。 東塔入口は先のブログに写真を載せたので、 省略します。
まずは、 根本中堂にお参りです。 ご本尊は薬師如来さまです。
ところが、 根本中堂は大修理中!(゜o゜;; でも大丈夫、 中には入れます。 外観は見えませんが。
【根本中堂】
根本中堂に初めて参拝した時は、 その堂内(内陣)の暗さと、 地下室みたいな感じに驚きましたが、 もう慣れました。 初めて来たのは50年くらい前のことです。 小学校4年生頃だと思います。 父に連れてきてもらいました。 売店でスルメと甘酒買って、 スルメをかじって甘酒飲んだ記憶があります。
さて根本中堂から元の道に戻って、 宿坊の延暦寺会館方向に進みます。 目的地の一つ、 法然堂(ほうねんどう)の石柱がいくつかあります。 法然上人得度の地です。
その前に、 蓮如堂(れんにょどう)が近いので、 そちらに先に寄ります。
【蓮如堂】
蓮如上人は、 浄土真宗第八代のご門主で、 浄土真宗中興の祖と言われています。 親鸞聖人が教義を、 蓮如上人が教団を作られました。
昔はお堂の中に入れたのですが、 今は鍵がかかっています。 ガラス戸から中が覗けます。
では次の法然堂へ。 法然堂は約100メートルの下り道です。 坂が急過ぎて、 1月~3月は雪が凍てて通行できません。
【法然堂】
法然上人(ほうねんしょうにん)の得度の地です。 得度(とくど)の説明は、 前のブログの道元禅師のところをご覧ください。 この碑の前から右を見ると、 木々の間から琵琶湖が見えますので、 法然上人の得度の時も、 眼下に琵琶湖が見えたでしょうね。
私が自分でこの法然堂にお参りするようになって、 今の管理の方が3人目です。 今は女性の方です。 お茶と煎餅をいただきました。
このお堂は天台宗の比叡山の中にありますが、 浄土宗西山派の管理だそうです。 近年、 このお堂に浄土宗鎮西派の僧侶が初めて派遣されて来られ、 嵐山のお寺と兼務されているそうで、 ちょうど嵐山から帰って来られました。
私がお参りして、 管理人の女性と話している間に、 二組のお参りがありました。
このお堂は、 浄土教の信者に安らぎを与えてくれます。 蓮如堂もこんな風にならんもんかなあ。(^^♪
比叡山はこれで終わりです。 西塔(さいとう)は時間の都合でパスしました。 時間があれば、 東塔から西塔まで歩くことをお勧めします。 途中には比叡山の開祖、 伝教大師の御廟(ごびょう)があります。
明日10日(日)には、 西本願寺、西大谷本廟、親鸞聖人荼毘所、 知恩院、元大谷、青蓮院に行きます。
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