1,490万kW/2,039万kW (03/29 16:30)
73%
■バックナンバー
■RSSフィード
RSS 1.0 RSS 2.0 Atom 1.0
■このブログのURL
https://hyocom.jp/blog/blog.php?key=282640
2017年10月08日(日) 
昨日は、初めてブルベに参加してきました。

ブルベとは、規定の距離を規定のコース・チェックポイントを辿り、
規定の時間内に完走して認定を受ける長距離ツーリングです。

一般の公道を交通ルールに従って走るので、競技というよりは、
ランドネ(旅行)であり、自分と自転車の力で、
どこまで遠くへ走れるかに挑戦するスポーツといえます。

現在、世界各地で開催されているブルベの中心は、
BRM(Brevets de Randonneurs Mondiaux)で、
ACP(Audax Club Parisien)というパリの自転車クラブが創設し、
認定を行っているものです。
日本では、AJ(Audax Japan)が国内のブルベを統括しています。

このAJの下にいくつもの自主運営のクラブがあり、
それぞれ個性豊かなブルベを開催しているのです。

今回参加したのは、AJ神奈川が主催するBRM1007神奈川200K相模原。
BRMの後の数字は日付を、その後が主催者、距離、最後がスタート地点です。

スタートの相模原市中央区の高田橋は、自宅から高速を使って車で1時間弱。
受付開始の7時ちょっと前に到着し、自転車を組立て、受付をして、
出走のサインをし、ブルベカードをもらいます。

昨晩からの雨が残っていて、80名のエントリー者の多くがDNSで、
出走者は17名のみ。

7時半からAJ神奈川の古山さんによるブリーフィング。
コースの注意箇所の説明と、4箇所のPC(チェックポイント)の他に、
クイズポイントが発表されました。

クイズの内容は「和田峠の茶屋の正式名称は?」というもの。
特に写真まで撮る必要はないそうですが、通過した際に、
しっかり看板を見てくる必要があります。

7時45分から車検。
前照灯、尾灯、ベルと反射ベストの確認をして出走サインをもらい、
順次スタートしていきます。

最初は、町田街道を北上し、19K地点の川原宿を曲がって陣馬街道へ。
ここから激坂・和田峠への登り坂が始まります。

スタート時に着ていた雨具は、雨がほぼ止んだので、
夕焼け小焼けふれあいの里でトイレに行った際に脱ぎました。

上り坂で何人かに抜かれましたが、まだ先が長いので、あまり無理をせず、
マイペースを意識して上っていきます。

1時間半ほどで和田峠に到着。茶屋の看板を確認します。
「陣馬山和田峠 峠の茶屋」というのが正式名称でした。

呼吸を整え、下りに備えてウィンドブレーカーを羽織ってPC1に向かいます。
6人ほどが集団になって、PC1のデイリーヤマザキに到着。

ホットドックと飲むヨーグルトを買って補給。
通過時間の証明となるレシートをもらって、
ブルベカードと一緒にビニールケースにしまって、再出発。

休憩時間がバラバラなので、ここからは単独走。
次は雛鶴峠越えの道。長いですが、勾配はそれほどでもないので淡々と上り、
長い下りで、いいペースで先を行く2人に追いついたので、
PC2までドラフティングさせていただきました。

PC2では豚まんとコーラで補給。
走りながら食べるおやつ(フィナンシェ)も買っておきました。

PC2からPC3までは中央道の側道を通る、複雑で迷いやすいコース。
方向音痴の私はしっかり迷いましたが、朝のブリーフィングの際、
「迷ったら国道139/138号に出れば復帰できる」と言われていたので、
その通りに行ったら、あまり遠回りもせず、無事復帰できました。ホッ。

山中湖畔を走り、籠坂峠を越えれば、PC3までは長い下り。
51.9キロの区間を走りぬいてPC3に着いたのは、14時過ぎ。
シーフードヌードル(ビック)とコーラでしっかり補給しました。

次のPC4までは、距離にするとわずか17.2キロしかないのですが、
明神峠・三国峠という超級山岳が待ち構えています。

峠の最高地点まではPC3から11キロ。長く、そして険しい上りです。
明神峠を越え、そのまま三国峠への上りに入ると、勾配は一層増し、
インナーローでも蛇行しないと上れないようになってきました。

残り距離はまだ6キロ以上あります。
「ここで無理して力を出し切ったら、帰れなくなるかも」と弱気になり、
とうとう、峠で初めて足を着いてしまいました。

一旦足を着くと気持ちが切れてしまい、再度乗る気が起きません。
とぼとぼと歩きながらバイクを押して登ります。

後ろから来た1人に追いつかれました。
やはり苦しそうでしたが、必死に足着きせずに上っています。
「押したほうが楽かもしれませんね」と声をかけられました。
すいません、根性無しで。。。

ようやく三国峠の最高地点に到着。山中湖の眺めが素晴らしいです。
ウィンドブレーカーを羽織って、PC4まで下ります。

身体が冷えたので、PC4ではホットカフェオレを飲みました。
食べ物は、疲労であまり食欲がなかったので、プリンにしました。
ブルべではプリンは定番の補給食だそうです。

PC4を出て、山伏峠を越えれば、あとはゴールまで下り基調の道。
まだ制限時間まで5時間あるので、ここで完走は確信しました。

山中湖からの道志道の長い下りは最高に気持ちよかったです。
だんだん日が落ちて暗くなってきたので、ライトを点灯しました。

30キロほど一気に下り、相模原市に入る手前で自販機休憩。
最後のひと踏ん張りに、リアルゴールドを飲みました。

ここからは本格的な夜間走になります。
山の中は街灯がないところが多く、強力なライト2灯体制でも、
路面が見にくく、スピードの出る下りは結構怖かったです。

あと、困ったのが、サイコンやキューシート、交差点の看板が見にくいこと。
ヘルメットの後ろだけでなく、ヘルメットの上に、
視線の先を照らすライトをつけておけばよかったです。

最後は串川橋から国道510号に出て、相模川の手前で往路に合流。
7キロ弱走って、19時前に無事、高田橋に戻ってきました。

ゴールの高田橋では、AJ神奈川のスタッフが迎えてくれました。
PC通過証明となるコンビニレシートを提出し、クイズポイントの答を確認し、
ブルベカードに完走の確認サインをもらいます。

完走の記念メダル(1000円)も申し込んだら、
完走証明のブルベカードと一緒に、後日送られて来ました。

最短距離の200キロなのに、かなり身体にダメージがありました。
来年は、300,400,600キロのブルベにも挑戦するつもりですが、
もう少し制限時間を有効に使って、身体へのダメージをコントロールしないと、
完走が危ういかもしれません。

いろいろ勉強することが多く、収穫の多い初ブルベでした。


【装備】

前照灯 CAT EYE HL-EL540 × 2灯
ベル CAT EYE OH-2400
GPS Garmin eTrex20x
サイコン Garmin Foreathlete 935XTJ
自作キューシートホルダー
尾灯 CAT EYE TL-LD155-R × 2灯 + ヘルメットシリコンライト
バック ORTLIEB シートポストバックM + I live Auto Tail Light
(バック内に輪行袋、雨具、タオル、ワイヤーロック等)

【行程】

スタート 8:00
クイズポイント(31.4K 和田峠) 9:34
PC1(42.8K デイリーヤマザキ上野原大堀店) 10:07(貯金1:02)
PC2(74.5K セブンイレブン都留井倉店) 11:48(貯金1:12)
PC3(126.4K セブンイレブン駿東小山店) 14:20(貯金2:04)
PC4(143.6K セブンイレブン山中湖平野店) 16:16(貯金1:20)
ゴール(202k) 18:46

走行距離 202K 走行時間 10:46 累積標高 4214m
平均移動/最高速度 20.9/61.1 kph
平均/最高心拍 136/176 bpm
平均/最高ケイデンス 73/125 rpm

出走 17人 完走 14人中 5位 

閲覧数867 カテゴリブルベ コメント0 投稿日時2017/10/08 11:39
公開範囲外部公開
コメント(0)
  • 次項有コメントを送信
    閉じる
    名前 E-Mail
    URL:
■プロフィール
走る桜島さん
[一言]
いろいろ運動してみた記録です。
■この日はどんな日
■最近のファイル
■最近のコメント
■最近の書き込み