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2018年01月18日(木) 
◇東ティモール(レテフォホ)◇
【原産国】東ティモール 
【地域】エルメラ県レテフォホ村
【品種】ティピカ
【その他】JAS認証・無農薬・有機

「フェアトレードコーヒー」ってご存知でしょうか?

フェアトレードとは、貧困に苦しむ発展途上国の人々の手による生産物を、市場価格の変動によらず、公正な価格で長期間にわたって安定的に買い取り、生産者の自立を支えることを目的としています。

今回、ご紹介するのは「東ティモール」から届いた 無農薬・有機栽培のフェアトレードコーヒーです。


東ティモールはティモール島をインドネシアと二分した、東側に位置しています。

東ティモールの人々は自分たちの国を “Timor Lorosae”(ティモール・ロロサエ)と呼んでいます。
「ロロサエ」とは、現地の言葉・テトゥン語で「太陽の昇るところ」という意味です。


世界各国のNGOの援助により、現在は住民の自立を図るため、コーヒー栽培に力が注がれています。
コーヒーは、1815年にポルトガル人の東ティモール植民地総督が、ブラジルから苗を持ち込んだのが始まりです。

1860年代のサビ病被害を乗り越え、重要な輸出作物となりました。
東ティモールの全人口の約3分の1の生計がコーヒー収入に支えられているほどです。

コーヒーは昼と夜の気温差が大きいところ、たっぷりの雨、標高の高い所で
美味しいものがとれると言われています。

レテフォホはテトゥン語で[レテ=上・フォホ=山]というくらい標高が高い所にあり、赤道に近い熱帯高地で、雨季にはたっぷりと雨が降るため、コーヒーに
とっては理想の環境です。

幸いなことに東ティモールは、島国であったために、コーヒーの原種に近い品種が奇跡的に交配を免れて残っています。

そしてもう一つ特筆すべきことは、レテフォホにあるコーヒーの畑(圃場・ほじょう)が一度も農薬を経験したことのない完全有機の土地、まさにピュアオーガニックの大地だということです。


完全有機栽培のオーガニックコーヒーですが、あえて、農薬を使っていないというわけではありません。

農薬や化学肥料すら買うお金が無いのです。
そのような貧しい環境の中でも、技術を伝える人の熱意とそれを受け止める生産者の努力があれば、高品質なコーヒーは作られるんですね。


「豊富な甘味、うまみ・コク、やさしい酸味」「クリーンカップ」
やさしい酸味と自然な甘味を持つ、軽やかな風味のコーヒーです。

強い個性はありませんが、穏やかな自然の甘味と上質でクリーンなカップが
「レテフォホ」の最大の魅力です。


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◇自家焙煎の店 フクモト珈琲◇
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閲覧数212 カテゴリ日記 コメント2 投稿日時2018/01/18 17:11
公開範囲外部公開
コメント(2)
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  • 2018/01/18 18:25
    zosanさん
    貧しくて農薬や化学肥料を買うことが出来ないために大地が守られ、良質な農作物ができる・・・。
    今の世の中に乗らないのではなく乗れないという事実が作物を守るということは、皮肉なことですが、考えさせられる素晴らしい事実ですね。。。
    次項有
  • 2018/01/19 17:35
    > zosanさん

    私たちは『発展』と言う名のもとに、大切なものを失ってきているのではないでしょうか。

    自然のサイクルを壊して、最後にはかけがえのない地球を壊すことが無いようにしなければと思います。
    次項有
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