昨日は、姫路市立総合教育センターで実施された、姫路市教育委員会主催の「Himeji教育の情報化推進フォーラム2017」の中で、「次世代の社会を見据えた人材育成とは」いうテーマのパネルディスカッションに登壇してきました。 パネルの前の講演で、文科省の安彦情報教育推進室長から、「日本の子どもたちの学力は世界トップレベルなのに、先生が教育に自信を失っている」という調査結果を提示され、唖然としました。 いかに教員を取り巻く環境が厳しいか、外部からはなかなか見えない苦労が重なっていることに、地域社会が教育現場と協働で学びの場を運営することの必要性をひしひしと感じました。 パネルは東工大名誉教授の赤堀先生のコーディネートのもと、姫路市の中杉教育長、姫路経営者協会の村瀬さん、文科省の安彦さんで進められました。わたしの発言概要は、優秀な人材を輩出し続けるシリコンバレーの教育のトリガーを引いた「Netday」を冒頭に、地域の協働を実現した「日本型ネットデイ」の展開を説明。教育現場から声をあげてもらうことで、地域に潜在化したソーシャルキャピタルを呼び起こす可能性と将来性について語りました。 新学習指導要領で提示された「プログラミング教育」が、単にコーディングの学習をさせることではなく、さまざまな科目の中に論理的な思考を育むティーチングを求めています。この新しい方針は、教育現場に更なる負担を強制することにもなり、地域の果たす役割と責任は大きなものであると思います。 フォーラムには、130人を超える教育関係者や多くの市議会議員さんも参加しておられて、教育にかける情熱を肌で感じることができて、とてもいい機会を頂いたと感謝しています。 |