国土交通省観光庁が発足して10年目です。 10年前は、やっとスマホが流行しだしたころでしたが、観光庁は「観光立国」を宣言してました。
インバウンドという海外からの観光客の増加が自動車部品輸出額4兆円を超す時代となった。 京都の風情も東アジアの人々の声がかまびすしく、日本人観光客が敬遠をする状態が見られる。
一方、国内の観光もそれなりの拡大をしており、内容も単なる物見遊山から変化しつつある。 農業体験、製造体験安どの体験型、歴史の奥深さを求める講習会。研修会やインスタ映えのための景観を求めたり、企業の生産分野へ入り込んだり、多様な形態の観光となっている。 こういう形態を観光庁は「ニューツーリズム」と称している。
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阪神北県民局の地域ビジョン委員になり、2年間の活動をしました。 15名の委員は、4市1町からの観光に関心の深い人々です。
委員会の名前は「ニューツーリズム」とすぐ決まったが、活動内容になるとなかなか決まらない。 観光事業は範囲が広く、的を絞ることが難しい。 初めて会う15名の意見は、なかなかまとまらない。
4市1町に共通するテーマ選びをすることになった。 「酒」 「水」 「寺社」 「街道」・・・・ その中で、強く「桜」を奨める4人がいた。
年間でたった一週間しか咲かない「桜」をテーマにしてどうする! ・・の意見が出て割れた。 活動の最小単位人数は5名であることから、「桜」チームは消え、辞めていった。
残った11名は、漠然とした「ニューツーリズム」にも知見が薄く、ワイワイと持論をながながと。 とうとうお互いの出身地を知らない11名は「おらが町」案内に流れて行った。
せめて「旅+?」の?をどうする?となり、「農業」を加えた。 2年もかけて、4市1町の「旅+農」を求めて、ウロウロすることになった。
一例として、伊丹の酒文化を求めJAが運営する「スマイル阪神」の売り場をウロウロすることに。 酒の歴史と都市型農業の組み合わせがニューツーリズムならば、そうかもと思った仲間。
同じように回ったが、いまいち達成感の少ない(個人感想)の活動となった。 代表を仰せつかり、おのれの知識と統率力のなさを恨みつつ、任務が完了しました。
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