かわいいかざりですね。ふだんはそぼくな宿なのでしょう。
電柱の上にコウノトリが巣を!巣の中が見え見えですね。
春がきましたね。
こちらは春を通り越して25度を超える夏日に。
からだが追いつきません。
例年のようにアルザスで復活祭の休暇を過ごして帰ってきたら、ひょこむにはzosanやろれちゃんが旅行記を書いておられたので、私も今回の旅についてちょこっと報告してみたいと思います。 こちらはようやく春の兆しで、桜は日本とかなり違う小さくて色の濃い花があちこちの村の道路の両側に植わっています。レンギョウもたくさん咲いていましたが、一番多かったのは日本では見たことのないシュレーという白い花。 日本語でスピノサスモモというそうで、黒っぽい実は酸味があってジャムに向いています。 お天気は日曜日に終日雨だったのが残念だったけど、他の日はまあまあでした。 土曜日はストラスブールとコルマールに。ストラスブールのお店で買いたいものがあったから土曜日にしたのですが(日曜日だけでなく、月曜日も「イースター・マンディー」でお店は休みなので)、他にコルマールでも古本屋でいろいろ買い込みました。 この本屋のすぐ真向かいに、宮崎駿の「ハウルの動く城」とかいうアニメのモデルになったといわれる建物があります。日本人を連れて行くとみんな大喜びで写真を撮りまくるので、その間にアニメを知らない私は書店に「しけこむ」ことにしています。 今回は案内する日本人がいないので、のんびり書棚を見ていたらひょろっとしたオジサンに日本語で話しかけられました。お母さんがドイツ人、お父さんがギリシア人で、7か国語ができるそうな。凄い才能ですね。(でもギリシア語が一番だめだって。文字が違いますからね。) 写真1.はそのコルマールで見たイースターの飾りの一部。年々派手になる感じです。 その前に、宿泊のホテルですが、数年前に発見して以来ウチの亭主が大ファンになって年に何度か使っているのはア・ラ・フェルメ(農家で)という名で、その名の通り農家を大々的に改築した可愛らしくて鄙びた風情のある宿です。 写真2.はホテルの朝食の部屋から見た中庭です。兎さんはイースターでなくてもいつでもそこにいます。 食事をしていたら、コーヒーを運んできた従業員さん(近所の奥さんが手伝っているらしい)が「お二人が今朝食を召しあがっているこの部屋は、元は豚小屋だったんですよ」というので吹きだしてしまいました。 ホテルのオーナーの家族は中庭の向こうの建物に住んでいたのだそうです。今はそこもホテルの離れになっています。 横手にも宿泊部屋があるので訊くと、「あそこは農機具や藁を入れておく物置でした」とのこと。それで今も猫がうろついているのかな。昔はきっとネズミがたくさんいたのでしょう。 何しろ田舎なので、ホテルのそばにある電柱にはコウノトリが巣を作っていました。写真3のように、つがいですが一羽はしょっちゅう飛んで行って多分雌の方がずっと残っており、これは卵を温めているのだと思われます。 少し離れたところにある野原では、あちこちで白鳥がおっとりと、同じく卵の孵化を待っていました。緑の野原のそこかしこに白い鳥がじっと座っているのはなかなかの眺めです。 次回は花と動物の話の続きを。 |