朝日新聞デジタルに次のような記事がみられた。 「規範」守らぬ西野監督 世界のサッカーを敵に回した 世界のサッカーを敵に回したとは思えないし「規範」を守っていないなどまるでルール違反を犯したような言いようだ。 今回から新しく出来たルールを受け入れそれに従って勝ち進もうとしたのをまた何を頓珍漢なことを言うのだろう。 この朝日の記者のような大雑把な頭では四年に一度のワールドカップは永遠に獲得できない。 ワールドカップに勝つということは即ちコパムンディアルを手中にすること。ベストエイトでもベストフォーでもなく、準優勝でも勝利者ではない。 勝利とは定められた規則の下、常にカップに向かってあらゆる力を使いカップを高々と自らの手で掲げることなのだ。 もう一度言っておこう、ポーランドに勝つのがワールドカップにおける日本の目標ではなかった。 一つしかないカップを手に入れるために頭も体も使うのがワールドカップを戦うということなのだ。リーグ戦はあるチームと対戦していても同時に他のチームとも戦っているのだ。 トーナメント戦では一次リーグでのポーランド戦のように負けても進めることは無く、いかなる場合も現対戦相手に勝って進まねばならない。 但し戦況によって時間潰しはあり得る。延長戦後半同点で味方は疲労困憊しておりPKの方が勝ち目があると考えたらパス回しに徹すべきなのだ。 まるで日の丸特攻隊のように突っ込んでゆくばかりで結果玉砕ではワールドカップはだめなのだ。 孫子からとったとされる信玄公の「風林火山」とは戦況に応じて自在に戦術を変えるという意味が込められている。 兵法もわきまえない輩は「火」の文字だけてピッチを駆けまわり、どこかのアジアの国のようにファールを連発し討ち死にするがいい。 |