てっぱいとは鉄砲和えが訛ったものと言われ、京都では九条葱(又は分葱)と魚介類などを芥子酢味噌で和えたものを言います。(讃岐地方にも同じ呼び名の郷土料理がありますが、全くの別物です。)
一緒に和えるものはいかやばか貝(青柳)のほか、炙った薄揚げもよく使われますが、今回は笹蒲鉾を使ってみました。
九条葱は冬野菜ですが年中作られていて、夏でも白葱のように硬くならないので美味しく食べられます。
サッパリとした酸味と鼻にツーンとくる辛味は、食欲が減退する夏に好適の和えものです。
葱は太くて白い部分の長いものが甘味が強く、美味しく出来上がります 。