それと、なんでもいいから俳句をと言われても作りにくい。菊をテーマにして下さい、とか、秋風を詠んでみよう、と言われた方が集中できるのでは。
下は週末に夕暮れのチューリッヒで写真を撮りながらひねった句です。その景色から「三日月」という言葉を入れたかったので。
・三日(みか)の月 尖塔の上で 闇を待つ ベッガ
三日月は仲秋の季語だから大丈夫ですね。参考までにブログと同じ写真を添付します。
さっき、俳句の先生の夏井いつきさんが「午後ナマ」に出ていて、俳句初心者のためのコツを言ってましたが、575の最後の5音をはじめに決めるのがコツだと言います。
目に見えるもので、5音になる名詞をまず書き、次にその情景を7音で映像化する。(説明ではなく)最後にそれに敵した季語をいれる。悲しそうな映像と明るい雰囲気の映像によってそれに合った季語があるというものでした。
ふ~ん、そうか。船越さんが教えに沿ってその場で即興で作った作品は「秋立ちぬまくるを悩む袖の口」だったかな?夏井さんが褒めてました。 そうか、松尾芭蕉のようにわざわざどこか旅に行かなくても日常の中に沢山俳句の種はあるという事らしいです。 昔は出身地の松山50万人を俳句人口にするのが目標だったけど、今は俳句人口を12000万人にするのが目標であちこち種まきをしてるとか。。
俳句をやってると、常に頭が活性化して、日常の生活の中でアンテナに引っかかるようになり、楽しくなるって。 さて、私もこの要領で今朝行った宝蔵院に咲く彼岸花で一句作ってみようかな?
☆木洩れ日に妖しく光る彼岸花 うさこ ☆秋侘し子供地蔵のよだれかけ うさこ
|