1,969万kW/2,342万kW (12/13 18:35)
84%
■バックナンバー
■カテゴリ
■RSSフィード
RSS 1.0 RSS 2.0 Atom 1.0
■このブログのURL
https://hyocom.jp/blog/blog.php?key=292862
2018年10月17日(水) 

妊娠中、食べてはいけないものは? 
「情報多すぎて分からない」などの声、医師に聞く
2018.10.17
アドバイザー : 尾西芳子(おにし・よしこ)
キーワード : #妊娠 • #出産 • #医療
 
妊娠中に食べてはいけない食品について、「情報が多すぎて分からない」などの声が飛び交っています。医師に聞きました。
 
 妊娠中に食べてはいけない食品は結局、どれなのか――。このような趣旨の投稿が先日、SNS上で話題になりました。妊娠中は、日々の生活の中で制限されることが多くなりますが、特に気を使うのが食事です。母体・胎児の両方に悪影響を与えうる食べ物は控えなければいけませんが、さまざまな情報があふれる昨今、「結局どれが正しいのか」と悩む女性も少なくないようです。

 SNS上では「情報が多すぎて分からない」「知らないうちに食べていたらどうしよう」「生ものは本当にダメなの?」など、さまざまな声が上がっていますが、実際のところはどうなのでしょうか。医師の尾西芳子さんに聞きました。
 
●アルコール、生肉、非加熱輸入チーズ
 
Q.妊娠中に口にすべきでない食べ物は何でしょうか。

 

尾西さん「まず、妊娠中に絶対取ってはいけないものとして、以下3つが挙げられます」

 

【アルコール類】

 

アルコールの代謝物は胎盤を通って赤ちゃんに届き、細胞の増殖や発達を阻害することで流産や死産、赤ちゃんの先天異常が引き起こされます。先天異常は「頭が小さい」「顔貌がおかしい」「心臓や関節に奇形がある」「精神発育遅延」など、さまざまな症状となって現れます。

 

【生肉(火の通っていないもの)】

 

加熱されていない肉として、最近は生肉のユッケを食べる人は減っているかと思いますが、生ハムなどは知らずに食べてしまうケースも多いようです。

また、レアのステーキも注意しましょう。肉類には「トキソプラズマ」という原虫がいる場合があり、これを摂取すると先天異常を引き起こすことがあります。トキソプラズマは、猫の排せつ物にいることで知られていますが、生肉のほか、土にも動物の排せつ物から混じることがあるため、土のついた生野菜などはきれいに洗いましょう。妊婦に症状は出ませんが、流産や早産、中枢神経障害や眼の障害などの症状が赤ちゃんに現れます。

よく「結婚式に参列し、やむを得ずレアの肉を食べてしまったが、トキソプラズマにかかっていないか心配」という患者さんがいますが、このような場合は抗体検査を行い、感染の有無を調べることができます。

 

【輸入物のチーズ(加熱処理されていないもの)】

 

日本国内で製造されたものや、輸入物でも加熱処理したプロセスチーズは問題ありませんが、特に火の通っていないモッツアレラチーズやリコッタチーズなどは、「リステリア」という菌がいる場合があり、流産や早産の原因になるので注意が必要です。ピザのように、しっかり加熱すれば問題ありません。
 
●食べ過ぎ、飲み過ぎに注意のものは?
 
Q.食べることは問題ないものの、過剰摂取すべきでない食べ物や飲み物はありますか。

 

尾西さん「妊娠期間中、食べること自体に問題はないものの、過剰に摂取しすぎると赤ちゃんへのリスクが高まる食べ物、飲み物は次の通りです」

 

【魚(マグロ・カツオ)】

 

マグロやカツオなど大型の魚は、小魚よりも水銀が多く含まれており、多量に摂取すると赤ちゃんに異常が出る場合があるので注意が必要です。ただし、魚にはDHAやEPAなど、赤ちゃんの発育に重要な栄養も含まれているため、毎日食べなければ問題ありません。

また、刺身や寿司なども「食べてはいけない」と思っている方が多いと思います。しかし、これは生肉とは少し理由が異なり、「妊娠中は免疫力が落ちるため、生魚に当たりやすくなる」という理由によるものです。確かに、胃腸炎などの感染症になると流産や早産のリスクが少し上がるので要注意ですが、絶対に食べていけないわけではありません。

厚生労働省が、妊娠期間中に食べる魚の種類と量について「妊婦への魚介類の摂食と水銀に関する注意事項」を公開しているので、妊婦さんは確認しておくとよいでしょう。

 

【レバー・ウナギ】

 

妊娠中、貧血対策のためにレバーを食べる方も多いかと思います。レバーにはウナギなどと同様、ビタミンAが豊富に含まれているため、「過剰摂取は赤ちゃんの耳の異常などが現れる」と言われていますが、こちらも毎日でなければ問題ありません。一般的に、毎日レバーやウナギを食べるということもないので、あまり気にする必要はありません。

 

【カフェインを含む飲料】

 

コーヒーも、カフェインが含まれているため、過剰摂取は赤ちゃんの発育不全を引き起こすと言われていますが、こちらも、1日1〜2杯であれば問題ありません。最近はデカフェ(カフェインレス)を置いているところも多いので、気にする方はデカフェにするとよいでしょう。

カフェインは、緑茶や紅茶にも含まれているため、コーヒーの代わりに飲むのであれば、麦茶やルイボスティーなどノンカフェインのものに変えましょう。

 

【葉酸】

 

最近は、葉酸のサプリメントを摂取する妊婦さんも増えています。葉酸は妊娠前から摂取することで、「神経管閉鎖不全症」という赤ちゃんの先天異常が予防できるのですが、サプリメントの場合は食事に比べて多量に入っているため、過剰摂取には注意が必要です。過剰摂取によって自閉症などのリスクが上がると言われています。

 

Q.その他、妊娠中の食事について気を付けるべきことは。

 

尾西さん「妊娠中に食べてはいけないものとして、『あれもこれも』と言われると、結局食べるものがなくなってしまうということになりかねません。10カ月は短いようで長いので、その間ずっと我慢をするのでは食事も楽しくありません。

妊娠中はバランス良く栄養を取ることが重要なので、先述の注意点だけは頭に置き、あまり神経質にならずに上手に楽しく食事できるようにしましょう」

 

(ライフスタイルチーム)
 
 
尾西芳子(おにし・よしこ)
産婦人科医(日本産科婦人科学会会員、日本女性医学学会会員、日本産婦人科乳腺学会会員)

2005年神戸大学国際文化学部卒業、山口大学医学部学士編入学。2009年山口大学医学部卒業。東京慈恵会医科大学附属病院研修医、日本赤十字社医療センター産婦人科、済生会中津病院産婦人科などを経て、現在は高輪台レディースクリニック副医院長。「どんな小さな不調でも相談に来てほしい」と、女性のすべての悩みに答えられるかかりつけ医を目指している。産科・婦人科医の立場から、働く女性や管理職の男性に向けた企業研修を行っているほか、モデル経験があり、美と健康に関する知識も豊富。オフィシャルブログ(http://ameblo.jp/yoshiko-onishi/ )。


閲覧数267 カテゴリ食、食と心身の健康、医食同源、食源病退治 コメント0 投稿日時2018/10/17 21:00
公開範囲外部公開
コメント(0)
  • 次項有コメントを送信
    閉じる
    名前 E-Mail
    URL:
■プロフィール
Double Eagle @kachinetさん
[一言]
初めまして。かちねっと(葛飾地域づくりネットワーク)から引っ越して…
■この日はどんな日
書き込みはありませんでした。
■最近のファイル
■最近のコメント
■最近の書き込み