クーラーやヒーターの調整は人力でしておられるのですか、それとも自動調整でしょうか。
もし人力だとしたら寝る暇も無くなるのではないのでしょうか。。。
『今年も冬の焙煎モードになりました』 段々と冷え込みがきつくなり、外気温が20度を下回るようになってくると、いよいよ『冬の焙煎モードの時節』到来です。 焙煎をする上で私が一番重視しているのは『外気温』です。 なぜなら夏場は「室温が30度を超えると火力オーバー」の傾向になりますが、逆に冬場は「室温が20度を下回ると火力不足」の傾向になるからです。 保管されている生豆の温度も外気温に比例して下がっています。 夏の間は27~28度ぐらいあったものが、今は20度を下回っています。 真冬になると更に温度が下がります。 焙煎釜の冷却にかかる時間も随分短くなってきています。 外気温の変化が、いろいろな所に影響を与えているのです。 これら焙煎環境の変化全てを含めて『保有熱』と言う概念で、私は捉えるようにしています。 『火力の強さで調整すればいいのでは・・』というご意見もありますが、火力調整だけでは『まったりとしてキレの良いタッチのコーヒー』は煎れないのです。 いろいろと試行錯誤の末に到達した一つの結論は『焙煎は釜の保有熱で焙煎するのが主力であって、火力はそれを補うための従の熱源だ』という考え方です。 つまり『保有熱という熱の布団』で包み込むように煎りあげることが重要なのです。 火力は『保有熱という熱の布団』の熱量をコントロールするためのものであって、火力の力だけで強引に煎りあげたコーヒーは、どこかバランスの悪い味になるのです。 理屈っぽい表現ですが、何となく『保有熱』のイメージはお判り頂けたでしょうか? 焙煎作業をする時は、夏はクーラーで『焙煎室の室温が30度を超えないよう』に冷却しますが、冬は逆にファンヒーターで『焙煎室の室温が20度を下回らないよう』に暖めることが求められるのです。 コーヒーの焙煎とは、そんなデリケートな作業の組み合わせなのです。 ▼『低温焙煎』を考察する!no,1 https://ameblo.jp/gankooyaji-mame/entry-12362082066.html ▼『低温焙煎』を考察する!no,2 https://ameblo.jp/gankooyaji-mame/entry-12362455659.html ▼『低温焙煎』を考察する!no,3 https://ameblo.jp/gankooyaji-mame/entry-12364021639.html ▼『低温焙煎』を考察する!no,4 https://ameblo.jp/gankooyaji-mame/entry-12380597973.html ▼『低温焙煎』を考察する!no,5 https://ameblo.jp/gankooyaji-mame/entry-12381115897.html ▼『低温焙煎』を考察する!no,6 https://ameblo.jp/gankooyaji-mame/entry-12388912875.html ▼『低温焙煎』を考察する!no,7 https://ameblo.jp/gankooyaji-mame/entry-12390643429.html ▼『低温焙煎』を考察する!no,8 https://ameblo.jp/gankooyaji-mame/entry-12391285970.html ▼『低温焙煎』を考察する!no,9 https://ameblo.jp/gankooyaji-mame/entry-12393246388.html ▼『低温焙煎』を考察する!no,10 https://ameblo.jp/gankooyaji-mame/entry-12395881932.html ▼『低温焙煎』を考察する!no,11 https://ameblo.jp/gankooyaji-mame/entry-12396935172.html ▼『低温焙煎』を考察する!no,12 https://ameblo.jp/gankooyaji-mame/entry-12398734391.html ▼『低温焙煎』を考察する!no,13 https://ameblo.jp/gankooyaji-mame/entry-12400052251.html ▼『低温焙煎』を考察する!no,14 https://ameblo.jp/gankooyaji-mame/entry-12403255236.html ▼『低温焙煎』を考察する!no,15 https://ameblo.jp/gankooyaji-mame/entry-12407346089.html ▼『低温焙煎』を考察する!no,16 https://ameblo.jp/gankooyaji-mame/entry-12412800663.html ▼『低温焙煎』を考察する!no,17 https://ameblo.jp/gankooyaji-mame/entry-12420847071.html |