監修 真弓定夫
抜粋
・戦後日本人の牛乳の消費量が増えると共に骨粗鬆症の人も同じように増えている。
・日本人の腸には牛乳のカルシウムを吸収するために必要なラクターゼという酵素が少ない。この酵素は大人になると不足してせっかく牛乳を飲んでもカルシウムは、ほとんど排泄されてしまう。
・世界で一番牛乳を飲んでいる国はノルウェーなんです。ところがそのノルウェーの骨粗鬆症の発生率は日本の5倍なんです。牛乳を飲んだら骨が強くなるはずなのに、かえって弱くなるという皮肉な現象が起こっているんです。
牛乳はカルシウムの吸収が良い。が、良すぎる。血液中のカルシウム濃度はホメオスタシス(恒常性維持機能)によって、上限下限が決まっている。その上限を突破してしまうのでホメオスタシス、負のフィードバック作用が働いてカルシウムを排泄する。排泄し過ぎて下限を突破してしまう。すると骨からカルシウムを取り出す。結果、骨のカルシウム量が減ってしまって骨密度が低下してしまう。D.E.
・牛乳はアテローム硬化(動脈硬化)の原因の一つ。
・日本の牛乳メーカーは牛乳の普及とともに生活習慣病が増え続けている原因は牛乳の脂肪にあると分かっている。だからその対策として脱脂乳や低脂肪乳を生産せざるを得なくなったんです。
・問題行動を起こしていた生徒に牛乳を止めさせただけで情緒が安定し暴力を振るう回数が減った。
・厚生労働省も牛乳の過剰摂取と心の偏りの密接な関係に気がついたのか2002年(平成14年)度からは公立保育園の牛乳給食量を2001年(平成13年)度までの1日平均200mlから80mlに減量しました。なぜ減量したかは一切不問にしています。
・2000年(平成12年)5月厚生労働省は「健康日本21」という成人向けガイドラインを作成しました。成人向けの牛乳摂取量を乳製品も含めて1日130mlと明記しています。
・(地球人の)大人って間違ってても素直にそれを認めたり行動を変えたり出来ない人が多い気がするなぁ・・・ 何でだろう?
「乳がんと牛乳──がん細胞はなぜ消えたのか」 ジェイン・プラント
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