一休禅師の墓の前から少し行くと、右側に門があります。 門をくぐると、右側に茅葺の方形の建物があります。「虎丘庵」と書いてありますが、これは茶室でしょうか。
ここから先は緩い石段になっていて、正面に大きな建物があります。庫裏(くり)です。 臨済宗の大きな寺の庫裏は大体こういう形をしています。
石段を下り切ると、右手に緑青を吹いた唐破風が見えました。これは重要文化財の方丈(後ろに見える茅葺の建物)の玄関かと思われます。
方丈とその庭園(国の名勝に指定されている)はここからは入れません。 庫裏の玄関で靴を脱いで上に上がると、板の間に囲炉裏が切ってあって、傍らに虎を描いた衝立が置いてありました。
庫裏は方丈と繋がっていて、廊下を東の方角に進むと方丈の広縁に出ます。
方丈は三方を庭で囲まれていて、趣の異なる三つの庭を、縁を巡って鑑賞することができます。
方丈の周りを南→東→北と巡って、再び庫裏に入りました。
庫裏を出て元の道に戻り、奥にある本堂に向かいます。(続く) |