南部には「ひめゆりの塔」のような慰霊碑が各地に建立されています。 ひめゆりのある米須地区からすこし北にあがった真栄里地区には、激戦地だったことから多くの慰霊塔が集中しています。 第二十四師団歩兵第二十二連隊の佐藤少尉ほか将兵、住民12,000余名を祀る「栄里之塔」、山形県出身者40,384名を祀る「山形の塔」、沖縄県立第二高等女学校の稲福全栄校長他、職員、生徒、同窓生149名を祀る「白梅の塔」など、心静かに手を合わせてきました。 逆に、ひめゆりから南へ少し下りたところには、有名な「摩文仁の丘」があります。 ここには、内外の首脳が献花に訪れる「平和祈念公園」や「沖縄平和祈念堂」「平和礎いしじ」などがありますが、ひめゆりなどと比べるとずいぶんと人は少ない印象でした。 平和記念堂には、沖縄戦で子供たちを亡くした著名な芸術家・山田真山氏がひとりでつくりあげた大きな仏像が安置されていて、永久の平和を祈り続けているようでした。 ちなみにこちらの運営費は、寄付と入場料で賄われているとか。なかなか苦しいのではないかと感じました。 ふと平和祈念公園の時計塔を見ると、指している時刻がまったく違います。 ひょっとしてなにか大切な時刻を示しているのかと近づいてゆくと、しっかりした銘板に書いてある文字が「故障」ですって! 米軍の「おもいやり予算」には大盤振る舞いする日本政府は、こんな施設にきちんと予算をつけてほしいものです!! 引き続き、旅は続きます♪ |