お久しぶりです。お元気でしたか?
どうなさったのか心配しておりました。
よかったわ。また戻ってきてくださって。
「U-2撃墜事件」にまつわるこんな話があったのか。 見応えがあった。 「ブリッジ・オブ・スパイ」。S・スピルバーグが監督、コーエン兄弟が脚本、T・ハンクスの主演で描く緊迫と感動のサスペンスドラマだ。 スパイ弁護中のドノヴァンが、彼に近づくCIA職員に向かって言い放った。「お前はドイツ系だが、おれはアイルランド系だ。我々が同じアメリカ国民なのは合衆国憲法というひとつの規則があるからだ」。お前とおれは違う、左と右は違う、西と東は違う。それでもその違うものたちを、違うものたちのままにつなぐブリッジ、それが合衆国憲法という「規則」なのだと。 言うまでもないが、憲法=constitutionの語源は「共に立つ」だ。 「Standing man」。「不屈の男」と言った意味だろうか。ソ連のスパイ、アベルが面会に来たドノヴァンに向かって言ったセリフだ。 ・ブリッジ・オブ・スパイ(NHKプレミアムシネマ) http://www6.nhk.or.jp/nhkpr/post/original.html?i=09693 ・同上(TRAILER) http://www.foxmovies-jp.com/bridgeofspy/ |