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2019年04月08日(月) 
Yahoo!ニュースより
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190406-0005014…7-yom-soci
「運転士は考え事…阪神、赤信号で時速80キロか」
この見出しはどうかと思う部分もあるが、それはさておき。

引き合いに出して悪いが、JR西日本のホームページでちょいちょい
公表されている停車駅誤通過の事案と一緒にしちゃいけないのは
停止現示だったという千船駅の上り出発信号機の外方(手前)で
止まり切れず冒進してしまっていること。
ATS非常ブレーキが動作し、運転士も非常ブレーキをかけたといっているので、
それでも止まり切れないというのは、あってはならない。
おまけに当日は晴れだったので、制動力は問題ないはず。

1988年の東中野駅追突事故は運転士がATSの警報を確認扱い後に
適切なブレーキ扱いをせず死者を出す事故になった。
今回は幸いにも先行列車がいたわけでもなく、
駅が高架上で踏切もないため、指令の指示の元に
退行してから運転再開で事なきを得たようだが、
点制御のATS-B(当時)とは違って阪神は軌道回路を使った
連続速度照査式ATSを使っていて、場内信号の注意現示でも
それより手前でも速度が抑制できなかったということだろうか。
今までにあまり聞いたことがない事例だと思う。

阪神はもともと列車の種別が多いため、信号の現示にかかわらず
トランスポンダを使って種別を地上設備が受信し、停車列車に対して
速度照査・停車予告をしているはず(現地を見れば看板や表示機があります)。
なぜこれらの誤通過防止策が奏功しなかったか、そして
防護柵の1つをうっかり突破してもATS非常ブレーキでちゃんと
列車を閉塞内で止めるというフェールセーフがなぜ成立しなかったのか。
大事故に繋がる悪い連鎖を断ち切るためにも、運転士個人のせいにせずにきっちり調べて欲しい。

閲覧数210 カテゴリ日記 コメント2 投稿日時2019/04/08 22:40
公開範囲外部公開
コメント(2)
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  • 2019/04/09 00:43
    zosanさん
    これは大変なことですね。幸い死亡やけがが無く終わったようでよあったですが、鉄道としての安全対策は十分とは言えないような気がします。
    次項有
  • 2019/04/09 22:31
    鉛筆tooさん
    > zosanさん
    人間は必ずミスをする前提で安全対策は設計されるべきです。そしてどこまで慎重に設計しても抜けや漏れがあるもの。
    個人のミスを責めるだけでは解決しません。科学的にどこに脅威が潜んでいたのか明るみに出すことで
    阪神電鉄に限らず同業他社でも事故の芽を摘むことができるはず。
    最近の安易なAI流行りにのせられている人々にも警鐘を鳴らしたい、そんな今日この頃。
    次項有
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